本日はメープルレジンテーブルの製作から納品の様子をご紹介させていただきます。
今回納品させていただいたレジンテーブルはこちら！！！
メープル×クリアホワイト 3000×1000ｍｍ
メープル×クリアホワイト 1200×600ｍｍ
ポプラ×Oceanレジンテーブル 1500×550ｍｍ
以上３点を福岡県の法人様オフィスとローテーブルは代表の方の自宅へ納品させていただきました。
この美しいレジンテーブルも初めは倉庫見学から！
福岡から静岡へ社員の方との旅行を兼ねて関東に来ていただき、代表の方が倉庫見学頂きました。
大型の一枚板ながら細かい部分まで配置を考慮し決めていきました。
一枚板自体4ｍ超えていたので、最良の部分でデザインかけました。
向かって右側の部分で、ローテーブルも作成しております。
こちらの一枚板中央型のデザインでも注文頂いております。
最高の２枚を倉庫でオーダーいただき、納品に向けて製作進めます。
まずは高周波プレスから！
４ｍの一枚板も一発でかけられる高周波に入ります。
高周波することで内部のムラのある水分の分布が均一になり、仮に内部に虫がいても殺すことができます。
一枚板の反りも修正できるものです。
高周波後はこんな感じ！
内部からでた水分でシミになります。
この工程で含水率（水分の量）を下げることはほぼできないので事前の乾燥が非常に重要です。
ガッチリ乾燥済みの材で製作進めていきます。
この様にただレジンテーブルと言っても、木に対してプロとしての対策を取る必要があります。
木を熟知し、しっかりした管理がすべての根幹です。
さてそこからデザイン出していきます。
今回は枠からはみ出る部分が多く、一枚板の厚みを確保するため、先にデザイン出し・カットしていきます。
ため息がでるほどカッコイイ一枚板です。
この一枚板は本当に異常です。
こんな木に出会わせてくれて本当に感謝しかありません。
お客様と打ち合わせしたデザインをもう一度確認しながら、再度微調節かけます。
お客様と話しながら決めたデザインではどうしても完ぺきではない部分があるので、数mm単位の調整をここで実施します。
特に私が重要視している側面の美しさに重要な工程ですので、ただ適当にカットライン決めているなんて思わないでください。メチャクチャ真剣に、完成をイメージしながらラインを確定していきます。
こういう魅力のある部分をどう側面から繋げていこうか考えます。
ここの水たまりの様な部分の端が角にかかり、ほんの少しの美しさに繋がります。
また今回は一枚板がくびれた部分が側面に来るので、そこには追加で木材配置します。
後はカットして、流し込み向けて面を整えていきます。
次はもう一枚のバールメープル一枚板です。
こちらは一枚板中央型のデザインの確認をしていきます。
こいつもまた異才！
常識では測れない、圧倒的な存在感があります。
こいつは実際に見ないとわからない力強さと美しさがあります。
こんな入り皮の多い天板面は異常です。
木の部分はすべてが杢でギラギラしてます。
こういう側面も大事にデザインしてあげます。
長さ方向のカットラインも、側面から見た美しさを感じていただくため絶妙なラインをカットラインとしております。
こういった今にも取れてしまいそうな部分も大事にします。
ラインの通りに綺麗にカットし、
この様なラインに仕上げました。
こういった側面の一つ一つが魅力で、この美しさは異常です。
ここからレジンの流し込み場へ移動します。
次はローテーブル用の一枚板。
この様に先ほどの一枚板からカットした部分を使用していきます。
同じ木でオフィス用の天板と自宅用の天板を製作できるのは、オーダーだからこそです。カット前にデザイン確認し普通なら無駄なくジャストでカットするのですが、今回はどうしてももう一つのデザインも捨てがたくどちらのデザインにも変更できるカットラインで一度カットしました。
このままでもすごくいいですがオーダーのサイズとは違うのでデザインしっかり確認します。
こちらが事前に決まっていたデザイン。
これもいいのですが、どうしてもこの一枚板は良い魅力があり、この２枚の組み合わせではより魅力的な組み合わせの配置があります。
それがこちら！
小さな差ですが、両サイドの凸凹がかみ合っています。この段階では木の裏側の部分が視覚的に木のラインに見えますが、レジンを入れると木の表側が木のラインになります。その点考慮すると良い動きですし、この一枚板の魅力をより長方形内に閉じ込めることができています。
加工直前の段階で製作いったんストップし、お客様に確認取りお客様も新たな方を気に入って頂きデザイン変更となりました。
最高のデザインです。こういった変更があってこそであり、お客様と製作者が近いRESIN SPACEだからこそできることです。数名で作業は進めますが大事なデザイン部分は代表デザイナーが必ず実施します。
宮大工の棟梁が必ず墨付けするのと同じような感じです。
こういった木の魅力をどうデザインして、どう見せていくのか。
光の入り方や、設置する床面の色味まで考慮ながらレジンのデザインを考える。
誰でもできるようなことではありません。
デザイナーのFujiwaraのそのデザイン力があったからこそ、納品事例でここは何かが違うを皆様に感じていただき、「ここに頼みたい」と感じていただけているのだと思います。
デザイナーのセンスもRESIN SPACEの重要な価値です。
こんな凸凹に何かを感じる方とはセンスも近くて、お客様とデザイナーでより良いインスピレーションが起きるかもしれません。是非倉庫でお会いして一緒にワクワクしたいですね。
このような細かい節もこのきをより美しく魅せるために丁寧に仕上げていきます。
別のメープルですが、こういった節も丁寧に取り除きます。
そのままにしておくと剥離に繋がる樹皮があったり、節穴が抜けているからこそ発生する魅力があるからです。
魅力アップのための手間は一切惜しみません。クオリティーを最優先するRESIN SPACEの理念は決して崩しません。
そうやって仕上げたのがこちら！
今回のメープルは白というより中間色の木で、レジンがクリアホワイトなので普段より丁寧に耳の掃除をしております。
より清潔なイメージを作るには耳の綺麗さも重要ですので。
綺麗にしつつも自然のワイルドさは決して軽減しない研磨をRESIN SPACEチームで完了しております。
レジン流し込み向けて、木材を固定して完了です。
大型の方も準備を進めます。
非常に存在感があり、迫力のすごすぎる一枚板です。
ここにレジン流し込んでいきます。
このバールメープル一枚板と非常に相性の良い一枚板です。
リバー状のデザインは特に異質な美しさがあります。
流し込み場も多くの面積を占有しています。
レジンを流す一方、倉庫ではRESIN SPACEチームが別の案件で大忙しです。
硬化し型枠を外していきます。
絶妙なクリア度合い。
ホワイトは非常に難しい色味です。
同じレジン量に対してブルーとホワイトの塗料の量は20倍程の量の差があります。
40ｍｌに対して2ｍｌほどと少しの塗料の差で色味がかなり違います。
透明度ありながら美しいホワイト感です。
見ていただいた通り、耳に目止めをしませんので一枚板はレジンを大量に吸います。
木の天板面にある点々は木がレジンを吸って、木の道管が濡れているんです。
この様な工程で進むことで剥離しずらくなり、長期的に美しい状態を保ちます。
硬化したら次の工程は研磨です。
プレナーという自動のカンナで面を出します。
こちらも、
レジンテーブルの天板面を出していきます。
綺麗に硬化したレジンテーブルを入れ込む瞬間はいつもワクワクです。
厚みを確保する為に、割れないように少しずつ少しづつです。
最高の仕上がりに完了しました。
こちらもです。
一枚板の状態から、節内にレジンが入り込むとかなりカッコイイですね。
実際に見るとサイズ感の迫力も相まって、最高にカッコいいです。
オフィスにこんな迫力が最高です。
ローテーブルいいデザインです。
木の状態から見え方変わりましたよね？
木材の状態はここです。
これから多くのイメージを経て、ここまできました。
流し込みした状態から研磨を入れましたので、木材内部でレジンが入りきらなかった部分があります。
この様に小さな穴がありますのでこのままではとても使いずらいです。
大きめの節も残ることがあり、普通なら透明度のない樹脂で埋めるのが普通です。
ですがRESIN SPACEではこのような細かな部分にも追加でレジンを入れます。
こうしてあげることでちょっとした小さな節にも透明度がある仕上げになります。
ふと気が付いた時にもこの美しさを感じていただけます。
当然そうでしょ？と思うかもしれませんが、意外と当然ではない部分です。
お客様がそうあってほしい理想を、確実にカタチにしていきます。
そうやって
表面に乗せた部分もしっかり取り除きます。
RESIN SPACEは木の肌を楽しんでいただく仕様の為表面レジンコーティングは基本的に実施しません。
一枚板のプロとして木の美しさをお客様に感じていただきたいためです。
木は本当に優しくて、美しいんです。その木の部分をレジンで表面コーティングしてしまうのは一気に工業感が上がりますし、レジン部分は傷ついてもメンテナンスできないので木肌を出すのがRESIN SPACEの基本設定です。
ワイルドなカッコよさが視覚で伝わりますが、触り心地はすごく優しく心が落ち着きます。
こんな空間だらけの一枚板にレジンがしっかり入り込み使い勝手と美しさの調和が最高です。
ローテーブルも含め製作をRESIN SPACEチームで進めます。
オフィス用のテーブルも、自宅のリビングテーブルもどちらも順調に進みます。
塗装前はこんな感じです。
透明度はばっちりです。
リビングテーブルと、事前に完成させてあったOceanレジンデスクも併せて納品の準備をします。
鉄脚も取り付け、完了です。
倉庫で最終チェックしながら撮影してみました。
圧倒的な迫力！オフィステーブルとして想像が出来ないほどの美しさ。
会議や打ち合わせをこの空間でするとなるとクリエイティブなアイデアがどんどん出てくるんじゃないですか？
木とレジンの入り込み具合も最高過ぎます。
小さな節、中サイズの節が洞窟の様になり、写真で見る以上にカッコいい雰囲気です。
入り皮の空間に向けてこの木目・杢目！！！
この一枚板は本当に異常です。
こんな、こんな、、、、、
水たまりのようなこの部分もすごいです。
木が美しい部分、木の動きが美しくレジンとの相性で更に美しくなる部分、
このオフィス用のレジンテーブルは魅力だらけの天板です。
ここは痩せている部分でしたので同じ一枚板で木材配置をした部分です。
絶妙に調整した配置。
上から見れば繋がっているように見える部分も、立体的に見ればこのように側面でのラインをあわせてます。
側面でリバーデザインを作ってます。
側面を大事にデザインしているので、側面からつながる天板面がすごすぎます。
この様なデザイナーの配置のセンスもすべてこの一枚板があってこそ。
この一枚板は全ての部分が魅力でこの一枚板には、一枚板好きが求める、虎杢・波杢・縮み杢・バーズアイと異常な美しさがいらるところにあります。
こんな一枚板で製作させていただいた事に感謝です。
ローテーブル・リビングテーブルも最高の仕上がりです。
一切の欠点の無い、最上級の仕上がりです。
デザイン・木の美しさも抜群です。
面の研磨度合いも完璧ですのですべてを写真では反射します。
杢から繋がる耳の動きも最高です。
側面に節が配置となり、通常の一枚板としては使いずらくデメリットになりますが、
レジンではその部分が魅力となり、最高にカッコいい天板面-角-側面の繋がりじゃないですか？
これをすべて狙って表現するために、他の部分をイロイロ調整したり大変なんです。
多くの魅力をカタチにするためのデザインはすごく繊細ですが、RESIN SPACEの特長であるので、時間をかけてデザイン力を発揮していきます。
事前に完成させ、販売させていただいた完成品も納品に向けて再度研磨実施します。
研磨も再度実施しながら最終チェック。オイル塗装も再度実施します。
綺麗でさわやかな色味と表情が最高です。
RESIN SPACEが製作する波は、レジンテーブルとの相性を考えてはっきりさせた波です。
はっきりとポツポツした波を求めデザイナーのイメージを具現化するために多くの研究を経て完成したものです。
それらをすべて積み込み、静岡県から九州の福岡県までお届けに向かいます。
さすがに車では厳しい為、大阪まで車で行きそこからフェリーで北九州まで行きそこから再度福岡県へ向かいます。
かなり久しぶりのフェリーで意外と楽しめた移動でした。
無事納品できることを祈りながら夜風を感じました。
神戸や広島の風景を見ながら翌日に備えます。
当日は７階への納品でしたが急遽エレベータに入らないというトラブル！
社員様皆様10人ほど皆様にお手伝いいただきながら階段を上げようと思いましたがそれも重すぎて断念！！
九州の付き合いのある方へ連絡したり、現地のクレーン会社へ連絡し、急遽クレーンを手配しました。
７階まで引き上げるクレーンを当日の依頼で対応していただけるなんて本当に助かります。
７階までのクレーンは本当に圧巻です。
多くの苦労のもと何とか事務所まで搬入できました。
搬入完了した瞬間、皆様で大きな拍手が起きました。
エレベーター不可、階段を10人でチャレンジし断念。そこからのクレーン手配からの引き上げ。
私の今まで経験をフル活用しながらなんとか事務所に入りました。
過去1番の困難性の高い搬入でした。
開封した瞬間皆様の歓喜！
見どころだらけのレジンテーブルを喜んでいただきました。
設置後は椅子もすぐさま配置頂き、打ち合わせの雰囲気確認。
3000×1000ｍｍですので大人数で座っても全く問題ない広々とした空間です。
全ての設置完了後、設置写真を撮影させていただきました。
オフィスとしてのパソコンだらけの空間に、この会議スペースは異彩を放っております。
Oceanレジンデスクも完璧な空間です。
オフィス空間は無機質になりがちですが、この明るいブルーがあることで一気に心地よい爽やかな空間になります。
御自宅へローテーブルも設置させていただきました。
綺麗すぎる爽やかな空間です。
お客さまから嬉しいご感想も頂きましたのでご紹介させていただきます。
〈スタッフ皆様〉
大変な納品、手続き誠にありがとうございました。
木とレジンの段差が出そうなので一切その段差がなくクオリティーがすごいです。
レジンの色味や透明度がすごくよいのはもちろんですが、なんか木の側面のカッコよさがハンパないですね。
木の穴が側面にきて、そこから上に繋がる感じすごくカッコイイです。
天板面もキラキラ、横もキラキラで、横の木からレジンにかかる感じ、すごくいいポイントです。
細かな節にもしっかりすべてレジンが入り丁寧な仕事だなと感じます。
レジンの中に恐竜の鱗のような気の木の表情を閉じ込めるなんて、なんかすごいですね。
細かいところとかいろいろ魅力はありますが、只々製作した方のセンスがすごいです。
この度はありがとうございました。
この度はお忙しい中、納品のお手伝いいただき誠にありがとうございました。
また、皆様の嬉しいご感想や設置写真の撮影ありがとうございました。
今回ご覧いただいた方は感じたかもしれませんが、
お客様にご注文いただいたレジンテーブルの色味間違いが発生してしまいました。
その為一枚板中央型のオフィス用テーブルはキャンセルとなり納品せずで倉庫に眠っております。
デザイナーのレジン調整の確認不足が原因でお客様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
株式会社RESIN SPACEとして非常に重く受け止め、深く反省し、２度とこのようなことが起きないよう徹底して対策を講じさせていただきました。
楽しみにしていただいていたにも関わらずご迷惑おかけし誠に申し訳ございません。
これからも徹底した管理を実施しながら、よりクリエイティブなデザインへ、そのようなセンスを実現できる一枚板の準備に最善を尽くしていきます。
多くのご注文を頂いており、キャパオーバーに近い工程をここ数か月確定しております。
納品まで現在4か月ほどお待ちいただいているのが現状で、お客様にはご迷惑おかけしますが、余裕を持ったオーダーをして頂けると幸いです。
夏休みに、ご家族で一枚板の倉庫でレジンテーブルをオーダーしてみませんか？
お気軽にお問合せ下さい。
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