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オリーブレジンテーブルの製作工程紹介!!

最近ブログの更新頻度が下がっておりました。
webサイトのリニューアルを進め各ページ、分かりやすく変更させていただきました。

RESIN SPACEの特長

倉庫でレジンテーブルをオーダー

最後にもリンクを張っておきますので、そのままこのページをご覧ください。
ブログの更新を停止しておりましたが、多くの製作と倉庫での打ち合わせは常に実施しておりますのでご安心ください。

本日ご紹介の製作は、オリーブのレジンテーブルです。
数か月前に倉庫で打ち合わせさせていただいたものの製作です。

明るめの樹種のご希望でしたので、ポプラ・オリーブ・メープルのご提案させていただきました。

ポプラの瘤の感じが好きではないとのことでしたが、木目・杢の美しいメープル・オリーブはとても気に入っていただけました。

その中でも気に入っていただいたのがオリーブ!

かなり前に耳をしっかり綺麗に掃除しておいたからこそのキレイな一枚板です。

そこで打ち合わせ時は、お客様がフォトショップで同じ一枚板からリバー状作る場合でも編集でデザインしてくれました。

リバー状のデザインで御成約。それ以外にも同じ一枚板でサイドテーブル・時計用の天板×3を御注文いただいております。
最近はメインのテーブルと同じ一枚板で作るサイドテーブルの追加のご依頼も増えております。

さて製作に移ります。

まずは高周波プレスに事前に入れます。

高周波プレスに入れると内部の水分の分布が均一になり、納品後の木の動きが非常に軽減されます。
木の黒い染みは、内部から出てきた水の染みです。

その様に木材を徹底して管理していきます。
そこから加工に移ります。

製作はまずはデザインの確認から。
倉庫見学時ではお客様との話しや打ち合わせでバタバタし、全体のデザイン・細かな木の表情はしっかりみてご提案オーダーさせていただいております。

ですがどうしても細かな木の表情で5mm入れたら、5mmカットをずらしたらより魅力が上がるというような細かな部分までは調整の余裕が無いので、製作かけるときはその細かな部分も調整させていただきます。

その為、ほんの少しの微調節だけはさせてください。
その様に細かな部分もラインを再確認していきます。

この様な木の動きのシルエットが側面に来るのは非常に重要なので、時間をかけていきます。

こういった部分最高にカッコいいですね。
この部分はどうしてもカットで消えてしまいやいですが、その分他の魅力が上がってきます。

カットラインは非常に重要です!!!

また、今回はこのような中央の湾のような部分が出てしまします。

全体のデザインでも、結構な大きな湾で、これはレジン比率が多くなりすぎでデザインとしてあまりよくない部分でした。

倉庫見学時にお客様とここをどうしようか、一瞬悩みましたがその問題は即解決!

丸くくりぬいて浮島にしていきます。

まずはこの部分をカットし加工します。

こんな感じで残ります。
このままグラインダーや丸ノコを使用してカットすれは全てが人工的なラインに。
ですが美しいラインは自然のラインですので、自然本来のラインを引き出しながら、丁度良いサイズ感にしていきます。

ここを折ります。
木目の動きを見ればいい感じに割れそうだったのでワクワクしながら力をかけていきます。

割るのも丁寧に木の繊維を生かしながら。

最高のカタチに仕上がりました。

反対の部分はしっかりしているのでカット研磨していきます。

どうしてもこの様にプルンとしてしまします。
このままでは他の部分との差が大きいので、傷をつけて、繊維を出してあげます。

人工的なラインなので、どうしてもきれいにはいきません。
これはグラインダーなどで凸凹させてもダメなんです。

ですが、ここの部分はなるべく見えない様に配置します。

この部分の

ここに

この様にメインのサイドの反対にえぐれる耳に入れ込みます

するとどうでしょう?
完成時はほぼ見えなくなります。
人工的な部分を隠すことができるので、あの形状に加工してるんです。

厚みの調整が難しいですが、そこは丁寧に調整します。

今回はこのサイドの部分は自然の動きを感じる為にレジンを入れません。

お客様の良いこだわりですね。

今回は残りの部分でサイドテーブルも製作していきます。

瘤の残りの部分も最高に良いカタチに残りましたので、カッコイイデザインで確定できました。
更に残りで時計用の天板を320mm×3枚製作も依頼いただいております。

同じ木材でいろんなインテリアを作れるなんて、オーダーだからこそです。
時計って意外といいもの無いので、私も欲しいですね。

ですが残りがこんな木材!

この残りで、のデザインはひじょーーーーーーに難しかったです。

こんな感じにしましたが、左2枚はいいけども右1枚はなんとも。

もう一つのデザインは、左2枚はより良いカタチになり、右1枚も良い瘤をインパクトに良いカタチに。

今回製作した天板を時計とし、ご家族皆様で繋がりのあるデザインの時計とのことで最高ですね。
なので繋がっているデザインでも、3つそれぞれに見た時もカッコよくしたかったんです。

繋がった時にもカッコいい動きで、3分割してそれぞれ見てもカッコよく、それを残った木材部分で製作、
加工前にメインのオーダーからこの製作ができるかの判断。

いい判断と製作ができました。
お客様へはこの2パターンを提案し、2つ目の良いデザイン指定いただきました。

デザイン終わってひと段落してコーヒー飲んでいると、一枚板のこんな表情が目にとまりました。

カッコいい・・・うっとり・・・・
この2枚の一枚板をほぼすべて使用して製作できたので、この木も喜んでくれている様でした。

頑張ってデザインしたご褒美をこの木から頂きながら流し込みの工程に移ります。

加工した木を、流し込みまで準備するとこの様な感じに!!

プールの様に枠を作って、木材配置して、レジンを流した時に木が浮かないように押さえて・・
意外とこの作業も大変で、時間がかかる作業です。

埃がはいらないようにクリーンルームを一度完全に綺麗にして、水のようなレジンが漏れないようにしっかり枠を作って、きれいに配置して、意外と大変です。

細かいモノも多い!サイドテーブルや時計を含め、他の方から頂いているサイドテーブルのオーダーも同時に製作していきます。

かっこイイ!!

浮島もイイ!

自然のラインを残したカッコいい部分はしっかり目立つ部分で輝いています。

人工的なラインはこんな感じで目立たないように、
全ての歯車がかみ合ったデザインです。

割れて弱い部分にも、しっかりレジンを吸わせる準備完了です。

さてレジンを流していきます。

綺麗なクリアブルーに調整したブルーを流します。
簡単に出した色ではなく、時間をかけて試行錯誤したカラーのレシピ通りに調整します。

優しく、丁寧に、レジンの吸い具合を観察しながら。

時間をかけて硬化させます。
温度も確実に管理しながら、常に見守っていきます。

この綺麗なブルーはオーダー数も多いです。
ブルーのレジン非常に自信がありますので、是非ご検討ください。

Oceanレジンテーブルのサイドテーブルもレジンを流します。
波は難しいですが、イイ感じになってます。

ここからゆっくり時間をかけて硬化させ、製作進みます。
最近は製作が多いのにブログ更新が出来ず、オーダーいただき、納品が近い方、製作状況のを楽しみにしていただいてるのに申し訳ございません。

次回の製作紹介はこのクラロの製作をご紹介します。

一部チラ見せです。
さぁRESIN SPACEチームで、ガンガン製作進めていきます!!