本日はポプラ一枚板レジンテーブルのご紹介です。
ポプラとブルーはRESIN SPACEのデザイナーの私が大変得意とする組み合わせです。20台前半にサーフィンと海外に魅了され、海の美しさ・海外の自然の美しさを追い求めてきた経験がここで生きてきていますね。
海の美しさを理解しているからこそ生み出せる色彩感、それとレジンの多くの経験から美しさの演出が完成されております。
この度紹介のお客様は昨年8月に倉庫で打ち合わせさせていただき、レジンテーブルをご覧いただきました。そこでブルーシャインのレジンテーブルを気に入って頂き、そのレジンダイニングテーブルのブルーを基調に、建物全体のデザインを進めたとのことです。
いろいろな個所にそのブルーを取り入れ、そのメインとなるのが今回のレジンテーブル!
非常に責任重大な打ち合わせをご紹介させていただきます。
今回ダイニングテーブルのデザインはこちら!
形状の特異なポプラ一枚板を2枚使用しました。
同じ一枚板から製材された一枚板で、動きも特徴も非常に似ています。
昨年の夏にお会いした際、とても旦那様を大切にする奥様でその奥様とお会いしたイメージのまま倉庫でデザイン案を練っているとこの配置がパッと頭に浮かびました。
実際に合わせると異様なほどにしっくりと来るデザインに仕上がり、空いた空間にも似た表情のポプラでデザインかけ、荒々しくも美しいデザインとなりました。
この一枚板は異常です。
長物でもなく、輪切り状でもなく、三角形の様な動きでこんな一枚板には二度と出会いないだろうなと思います。
動きももちろんいいのですが、杢自体も最高です。
杢も瘤もがっつりと出た荒々しい一枚板を、綺麗なブルーで仕上げていきます。
こんな明るく美しいレジンテーブルを製作していきます。
ただ流行っている「レジンテーブル」ではなく、だれもが納得するクオリティーの高いレジンテーブル製作していきます。
ダイニングとは別に洗面カウンターもポプラを使用したレジンカウンターとしてご注文いただいております。
納期や打ち合わせ日程の関係からカウンターは事前にリモートで打ち合わせさせていただきました。
写真にて5パターンのデザインをご提案させていただいたのですが、選択いただいたのは私が一番にオススメさせていただいたこちらの一枚板!
先ほどの一枚板とまたまた同原木から製材されたこちら!
デザインは違えど動き色味はほぼ同じです。
こちらをご指定の1400×500にデザインします。
なんか中途半端なところでカットするね~
と思ったかもしれませんが、ここが非常に重要です。
手前に配置される部分は側面もしっかり見えますので、非常に重要部分です。
どういう間取りで配置される?
どの向きで置かれる?
これは確実に把握してデザインかけます。
「どっち向きにおいてもいいですよ~」なんて言いません。
こいつはこの部分が魅力的で、ここをより美しく魅せるためにここでカットします。
そしてこの部分を手前に持ってきてくれるとBESTです!そう見える角度、見る向きも考えながらデザインかけています。
更に今回は洗面カウンターですので、構造面も考えなければなりません。
強度的に不安な面を残さないよう、建設会社の方と打ち合わせも事前にしております。
そういった取り付け上の問題、構造的な補強部分が見えないように、サイドよりの部分には木材をしかり配置したデザインにしております。
サイドには動きを意識しデザインします。
本当にみんな綺麗に収まってくれています。
ここで使用した細かいポプラを含め、すべて初めに紹介したポプラ一枚板のみを使用しております。
事前にある程度把握し、動きや配置のイメージの元カット進めました!
ある程度把握しながらカットしても、細かい部分まではがっちり合うのは難しいですが、完璧でした!
正直最高の組み合わせでキマリました!
この一枚板で残ったのは本当に小さなかけらだけです。
ここまで美しく、有効的に使えて、この一枚板も喜んでくれていると思います。
そこからレジンを流していきます。
今回はsimodaブルーです。
浅瀬の海をイメージしたブルーで流しました。
硬化後の写真がこちらです。
最高に美しいです。
私が特に見せたかった手前側もきれいな仕上がりです。
この季節は温度管理がやりやすくていいですね。
レジンも非常に優秀です。
気泡もほぼありません!
この天板を仕上げていきます。
カットして少しずつ目を細かくして研磨していきます。
イイですね~この側面!
しびれます!
この感じを狙ってもいつも私の想像を超えてくれます!
自然の美しさは壮大です!
この部分をよく見ていただいて、レジンを扱っている人にこそこのすごさが分かってくれると思います。
この写真のすべての部分に気泡は一切ありません。
気泡は上に抜けるため、木の下側のレジンの部分にはどうしても気泡が溜まってしまいます。
それなのに、この裏側にも気泡が無い!
このクオリティーがRESIN SPACEです。
このような部分も見捨てないからこその仕上がりです!
右側面のちょこっとレジンもポイントです。
間取り上、両サイド目につく部分ですので、少しだけでも残してあげました!
このような入り組んだ島を海から見たようなデザインになりました!
最高にカッコイイです!
ですが、これでまだ仕上がりではありません。
今回は洗面ボウルが半埋め込み型ですので、型でくりぬい行きます。
図面の通り型枠を作って
この通りの形状で研磨し、くり抜きます。
仕上がりがこちらです。
デザイン面ばかりの紹介ですが、このように細かな加工も可能です。
ここから水場の洗面ですので、水に強いセラウッド塗装していきました。
そこの工程は秘密ですが、仕上がりはこのように美しく仕上がりました!
既に建設現場に納品しており、お客様にも立ち会っていただき、ご確認いただいております。
何ですかこの美しさは!
もう美しすぎです!
お客様「この側面すごすぎです!何がどうなっているんですか?どっか魚いませんか?このポプラのってこんなに綺麗なんですね!本物の海の様なキラキラ感すごいです」
実際には更に透明度を上げることができるのですが、今回は洗面の裏の構造をあまり見せないように裏面をマッド調に仕上げています。
天板面や側面はきれいに見えるようにクリアに、裏面はマッドに仕上げております。
構造を見えずらくさせ、配管等の見え方も抑えていきます。
デザイナーが意識したデザインがすべて仕上がりに直結します。
全く同じ一枚板を他の方がデザインしたら、この部分は無くなっていたでしょう!
この半円の組み合わさり方も、お客様大絶賛でした!
このポプラからのお客様への贈り物です。
そのサイズ、この一枚板を指定いただいたお客様と、このポプラが生み出したものです。
ずっと見ていたい!
そう思わせるレジンカウンター完成しました。
マッドクリアな洗面ボウルが置かれるとのことで、設置される状況が楽しみです!
このカウンター以外にも多くのレジンテーブル並行して製作進めております。
個別に後日ご紹介しますが、今回は一部ご紹介です。
クラロ×darkⅡクリア
レジンのデスクとして、法人様に納品予定のものです。
続いてウォールナット×クリアレッド!
都内のクラブへの納品予定のものです。
続いてクラロウォールナット輪切り×darkⅡクリア!
都内飲食店様へ納品予定で、2つを組み合わせると一つの壮大なデザインになります。
次はポプラ×darkⅡクリア!
静岡県のご自宅へ納品予定です。
サイズ感、デザイン、絶妙なポプラがたまりません。
通常の一枚板の製作もあったりで、メンバー全員でより効率の良い動きを模索しました。
先月今月で何枚製作したかわからないほど、走り続けました!
朝早くから製作し、夜遅くに流し込み・・・
究極の忙しさを経験し、いろいろなものが見えました!
時間効率の上げ方をより意識し、効率やいろいろなスキルが上がったと思います。
まだまだ忙しさは止まりません。
5月末までは予定がぎっちりで、常に新しいご依頼が入っております。
ですが、接客・デザイン・色の調整はデザイナーの藤原のみでしかやりません。
いや、藤原にしかデザイン部分はできません。
増産の意識はありますが限界点はあります。
ご依頼数からどんどん納期の延長が起きていますので、レジンテーブルご検討中の方は是非早めにご連絡ください。
よろしくお願いいたします。