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3枚のレジンテーブル~名古屋市中華料理店へ~

本日は屋久杉レジンテーブル、イチイ創作レジンテーブルの製作業況をご紹介させていただきます。
最近は異常なほど多くの製作を同時に進めており、9枚程を同時進行しております。

それぞれクリエイティブな作品の為、一つ一つに時間がかかります。
いろいろな製作を一気にご紹介すると分かりずらいと思いますので、今回は中華料理店に納品させていただくものをピックアップしてご紹介します。

今回のご紹介のメインはこいつ!!

今までのレジンテーブルにはない彫り物を入れ込んだレジンテーブルです。
instagramでも海外の方からの反響が大きかったものです!

製作の様子を一緒に見ていきましょう!

最終デザインはこのような感じになります。
愛知県名古屋市の商業ビルの中華料理店様に納品させていただくテーブルになります。

当初お預かりした状態ではこのような一枚板、デザインで流し込み予定でお預かりしました。
向かって右手前はレジン量が大容量で、このままレジン流して完成することは可能ですが、
脚の取り付け的にも、デザイン的にもこれではちょっとな~という感覚がありました。

担当の方からお預かりし、1か月後に打ち合わせしそこでデザインの相談をさせていただきました。
この納品先が中華料理店であること。この施工業者の方が中国の飲食店などを多く手掛けて中華系の内装に強いことから

右側の一枚板を竜に見立てて一度水中に沈んだ竜の背中をイメージさせた彫り物いけます?
という話になりました。
担当の方もいいですね!とそのアイディアをカタチにしてくれる流れで進めていただきました。
最終的には竜ではなく別のカタチになりましたが、すごく特別なデザインに仕上がり、お預かりしました。

一枚板にブドウが絡みあっているデザイン。

2枚の一枚板の節が繋がる様に、一枚板と造作部分のつながりを持たせるために、葉っぱを一枚板に入れ込むなど
技術力の高さを感じます。

お預かりした時は、一枚板よりもレベルが高く設定されており、造作部分の面を下げる作業も実施しました。

面の調整完了後は造作部分のみ、レジンでコーティングします。

造作部分の着色が水性で実施されていたのでそのままの流し込みでは色がレジン内に流出する可能性があったので
レジンで一周コーティングしました。

この作業をしていなければ、後々大きな問題になったことでしょう!
普段はレジンでコーティング(目止め)は実施しませんが、創作部分の木材の状況から悪い影響は出ないと判断し、このような工程にしております。

良いデザインに仕上がっております。

家庭用のテーブルにはインパクト強いですが、中華料理店には最高にマッチします!

一枚板と葉っぱの入り具合も

本物の節と造作の節の一体感が美しい!

そんなデザインもこのように配置完了しました!
2200×1150mmの大型での仕上がり寸法です!

レジンを流し込んでいきます。
厚みがあるため2層で実施!
下層をdarkⅡクリア(少し濃いグレー)、上層をdarkクリア(クリアに近いグレー)にて流し込みます。

下層の硬化完了です。
下層の硬化によりクランプを外せますので、外しチェックします。
その後はサンドペーパーでレジンの表面を研磨します。

研磨することで1層目と2層目の接着面を確保し剥離しずらくします。
何もしないで2層目流すとぺりっと剥離するリスクがあります。
またレジンの透明度確保にも重要な工程なんです。

細かい部分も丁寧に仕上げます。

地味で面倒な作業の繰り返しですが、そういった工程が重要になってきます。
その後は上層の流し込みです。

流し込み後も、内部にゴミがないか強力ライトで確認していきます。
自然の木なのでどうしても入ってきますが、このタイミング手丁寧に取っていきます。

内部に閉じ込めるとこの変わった雰囲気がたまらなくカッコイイです。

ここから温度を管理しながらゆっくり時間をかけて硬化を進めます。
このタイミングは暑い8月の時期でもヒエヒエの空間なので気持ちがいいです。
この放置している時間も定期的に様子を伺います。

硬化完了してからは研磨し面をきれいに整えます。
レジンが表面で凸凹し、木の上にも乗っているのをきれいにしていきます。

大型の研磨機に入れていきます。

何度も表面の様子を見ながら研磨進めます。

天板面はバッチリ仕上がりました。
少しでもレジンが少なければ造作部分まで削っていました。
造作部分の高さのレベルが高ったらそれでも削っていました。

職人が丁寧に作った造作部分はをきれいに仕上げられほっと一安心です。

造作部分の裏はこんな感じです。
レジンテーブルは裏表が明確にありますので、この見た目は問題ありません。

ブドウの感じも裏からも分かります。
こうやって見ると彫り物の作業の大変さが伝わります。

大型のベルトサンダーの状態では分からない木の様子を一旦研磨を入れて確認します。
この段階で木の内部の節やレジンが入り込まなかった部分が出てきますので追加でレジンを乗せていきます。

細かい部分にも入れ込みます。
全体に塗るのは訳があります。ですがその理由は秘密です。
お客様にRESIN SPACEに依頼してよかったと思っていただくために、手間を惜しまずにベストを目指します。

この作業をすると、このタイミングで木の表情を確認できます。

赤見と白太の織りなす動きが最高です。
こんな動きを人の手では決して演出できません。
更によって見ると・・・

この一枚板は至る所に大きめの割れがあります。
この割れも木工加工の段階できれいに見えるように手をしっかり加えているので、最高に綺麗です。

気になって造作部分にも塗って確認しました。
ヤバいです!
カッコよすぎです!!

ここから数日置いて研磨加工に移ります。

荒い番手から細かい番手に少しずつ変えてザラザラの面をツルツルにしていきます。
その数研磨だけで18工程!!!!

研磨は実は気の遠くなるような作業なんです。
その工程を一つとしてさぼれば、その答えが最終段階で顔を出します。

途中での気の緩みが、全行程やり直しにもなりかねませんので丁寧に作業を進めます。
RESIN SPACEには信頼できる研磨代表がいますので、その代表のもとチームとして作業進めていきます。

円を描いて研磨したと思えば

縦のラインでの研磨!
同じ動きでの研磨は最終の仕上がりでプロレベルで気が付くムラに繋がります。
ぱっと見分からないですし、写真にも写りません。
ですがずっと自宅で使っていると気っと気が付くと思います。

そして気になると思います。
そんなところまで気になってしまうのがRESIN SPACEのデザイナーと研磨代表!

「高く買ってもらっているんだから、決して妥協はしないで行こう」
「妥協しない製作をするから高く買ってもらえているんだから、ここきれいに修正しよう!」

決して妥協しないもの作りをRESIN SPACEは続けます。

続きまして屋久杉レジンテーブルです。

ボロボロと崩れてしまいそうな、個性のある一枚板にレジンを入れ込むため、木を整えていきます。

樹齢500年の一枚板は非常に趣があり生命感を感じるのですが、どうしても屋久杉は弱いので、レジンで強度を増して使い勝手を向上させます。

流し込みの準備完了です。

動きの荒々しい屋久杉にレジンを流し込みます。

硬化完了時の屋久杉!
メチャクチャカッコいい色が出ています。

この大型天板も研磨進めていきます。

柔らかい木なので、丁寧に確認しながら進めます。

次も屋久杉一枚板
こちらは部分的なレジン施工になります。

この3枚のレジンテーブルを名古屋の商業ビル、中華料理店へ向けて製作進めていきます。

一つ一つの製作を丁寧に進めて完成したのがこちら!

まずはイチイの造作レジンテーブルです。

すべて完璧に仕上がっております。
天板に造作部分が飛び出し研磨してしまうこともなく、造作部分を一枚板の厚さ内にすべて収めることができました。

一枚板と造作部分のつながり、造作の美しさは圧巻です。
節に絡むような蔓がカッコいいです。

造形職人の方のこだわりをしっかり残したレジン施工完了しました。

透明度の出しも完璧です。

側面部分の意匠もしっかりレジン内にきれいに収めております。

葉っぱの平面のレベルが高く、労力をかけて低くした部分も最高にきれいに仕上がっています。

創作部分だけではなく、一枚板部分も美しい、レジンテーブルに仕上がりました!

続きまして屋久杉レジンテーブル

写真では暗いですが、オレンジがかった良い色味です。

うっすらダーク感のあるdarkⅡクリアの美しいレジン!

透明度もバッチリです。

木の表情が最高の一枚板でのレジンテーブル、仕上がりました!

もう一枚屋久杉

部分的にレジンを使用した、一枚板テーブルも完成しています。

 

上記の通り完成し、担当者の方に納品させていただいております。

レジンテーブルは今までにない魅力的な空間を作るのに最適です。

あなたの新しく作ろうとしている空間をより美しく、より魅力的にすることができるのはレジンテーブルの最大の魅力です!
ですが、どんな一枚板を使用するか、どんなデザインで仕上げるのか、お客様は同様の希望を伝えても、
デザインを出した者によって全く異なるものができます。仕上げもしかりです。

あなたの理想とするレジンテーブルやレジンカウンターを製作するには、デザイナーの圧倒的なセンスと、そのセンスをもとに準備された多数の一枚板が必須です。

あなたの理想を超える為、RESIN SPACEチームは常により美しい木と高いセンスのデザインの為トレーニングし続けております。

誰からも羨ましがられるレジンテーブル探している方、お気軽にお問い合わせください。