本日はレジンテーブルの木材デザインについてご紹介させていただきます。
RESIN SPACEでは実際に倉庫に来ていただきデザインの打ち合わせすることが多いので、打ち合わせ中はご紹介の為に一つずつ写真を撮ることは少ないのですが、この度リモートでのレジンテーブルデザインさせていただきましたので、レジンテーブルの木材デザインのご説明と併せてご紹介致します。
このページをご覧いただいているということは、レジンテーブルを気になっていただきレジンテーブルのデザインを気に入っていただいているかと思います。
特にレジンテーブルでの特徴は木材とレジンを掛け合わせているという点です。
レジンには波アートの様な使い方もあるのですが、砂や波アート、レジンのみの大型のテーブルは見たことがないと思いますが、レジンの欠点として高温で柔らかくなり垂れるというデメリットがあります。
細かく説明を記載したのですが、非常につまらなくこれは製作者側が構造面を意識してデザインすればよいので省略します。
お客様に理解していただきたい点は、レジンテーブルのデザインはただカッコよさだけではなく、構造面もしっかり考えて提案してくれる信頼できる業者に依頼していただければと思います。
それではレジンテーブルにはどんなデザインがあるのか見ていきましょう!!まずは王道!!
目次
~リバー型デザイン~
この様なリバー状デザインはリバーテーブルといわれ、川の流れの様なデザインです。
「レジンテーブル」別名「リバーテーブル」といわれるほど多い木材デザインです。
このデザインのメリットは普段使いの手前の部分は木材で、食事中視覚的に目につく部分は綺麗なレジンのため、使い勝手と見た目を両立したデザインとなっております。
長物のカウンターの場合でも一番理にかなったデザインになります。
この様にシンプルなデザインを基本としながらそこからデザインする者のセンスでいろいろな形状に派生していきます。
下記はRESIN SPACEデザイナー案です。
「斜めリバー」
お客様のご希望サイズと丁度良い幅の一枚板の必要があります。
「浮島リバー」
複雑かつ荒い動きの一枚板と、側面と同じ動きの小物一枚板の準備が必要です。
この様に川の流れの様なリバー状を基本としながら、デザイナーのセンスによりさまざまなオシャレなデザインに仕上げていきます。
~ 一枚板中央型 ~
動きの良い一枚板を中央に配置し、両サイドにレジンを流し込んだデザインです。
このデザインは一枚板の影響が大きい為、若干細めのお客様ご希望の一枚板に出会えるかが重要です。
その為動きの良い一枚板があれば特にデザイナーセンスは不要です。
側面もストレートにも、一枚板の耳の様にすることも可能です。
海外でこのデザインは非常に少なく、日本では多いデザインです。
この中央型の派生としてこの様に側面にも木材を配置し流れを演出することができます。
これもRESIN SPACE特徴のデザインです。
~片側型レジンデザイン~
一枚板中央型と似ていますが、片側のみにレジンを配置したデザインです。
幅のある一枚板を使用できますので一枚板としての選択肢が多く、一枚板を中心として、一枚板の欠点を補うようなレジンの使用方法になってきます。
幅がありより荒々しい一枚板を使用できますので、一枚板好きでレジンテーブルご検討の方にはお勧めのデザインです。
~斜め型デザイン~
一枚板を斜めに配置したデザインです。
これはテーブル長方形の中央を分断するようにメインの一枚板が走るので、その一枚板の迫力が非常に重要になってきます。
シンプルな一枚板も良いかと思いますが、RESN SPACEデザイナーが美しいと思う斜めデザインでは荒々しい一枚板を使わせていただいた場合だと思います。
荒々しい中央の一枚板だけではなくその周りにも細かな木材を配置しますので、細かい木材の在庫量、デザイナーのセンスが非常に影響されるものです。
今までご紹介したリバー型・中央型・片側型とは異なりセンスが試されるデザインです。
木の細かな表情一つ一つを多数見ながら、最高のデザインへ持っていきます。
お客様とデザインさせていただいても、細かな部分はしっかりとアドバイスさせていただきます。
~輪切型デザイン~
メチャクチャかっこいいデザインの型です。
輪切は通常の一枚板と製材(スライス)する方向が異なりますので、良い材では非常に荒々しく、レジンとの相性の良いデザインに仕上がります。
輪切レジンを作れる業者は少ないですが、RESIN SPACEでは狂っているのではないかというほど在庫を準備しております。
デザイナーが好きな木材配置ですので、いつかこのデザインが爆発すると思い多数ストックしております。
側面の見え方、耳の荒々しさを自然のままテーブルにすることができるデザインです。
国内でもまだRESIN SPACEでしか納品していないデザインかと思います。
~異形型デザイン~
○○型と部類分けすることができないようなカッコいい配置のデザインになります。
それぞれの一枚板の魅力を最大限に感じられるよう、RESIN SPACEデザイナーの感覚のみで製作したデザインです。
その一枚板が倉庫にあるということ、お客様とデザイナーの感覚で生み出されたイメージです。
RESIN SPACEのデザイナーはお客様へのデザイン御提案で自由にされるとどんどんこの異形の様な自由な御提案に進んでいきやすいので、やり過ぎの場合はセーブさせてくださいね。
~デザインタイプを把握し、お客様のより理想的なデザインへ~
以上の様に数パターンのデザインのタイプが分かれます。
レジンテーブルってデザインは複雑でどんなデザインが良いのか、イメージ力が強い方以外は混乱しがちかと思いますが、
この様にタイプ別にすると分かりやすいかと思います。
RESIN SPACEデザイナーの私の頭の中で整理しておりますので、ご希望タイプが決まっておりましたらそのデザイン中心で御提案させていただきます。
ですがレジンテーブルで重要なのはデザインのタイプをイメージしながら、一枚他の魅力をどう表現していくかになります。
その一枚板に向いていない配置で無理やりデザインしてしまうのは仕上がりに違和感をうみますので、一枚板のそれぞれの魅力を把握してあげて、その魅力を最大限に表現できるデザインに持っていってあげることです。
RESIN SPACEの倉庫での打ち合わせ時には
・お客様のご希望デザインに合わせ、ふさわしい一枚板をチョイスしてデザインを出す
・倉庫で一枚板を見た中でビビッときた一枚板にてその一枚板にふさわしいデザインをする
・お客様のご希望デザインを頭の片隅に入れて、デザイナーが一番カッコイイと思うデザインを各種ご提案
と様々な角度からレジンテーブルデザインをご提案させていただいております。
倉庫見学時にはデザイナーの藤原が必ず対応しますので、
・木の魅力を詰め込んだレジンテーブルが欲しい!
・倉庫で木を選ぶところから一生もののレジンテーブルを作りたい!
・確実にカッコよく、普通じゃないデザインにしてもらいたい!
そう思った方はお気軽にRESIN SPACEへお問合せ下さい。
~リモートでレジンテーブル御提案~
普段倉庫で打ち合わせさせていただくことが多いですが、遠方の方やローテーブルご希望の方は比較的リモートでのご依頼も頂いております。
本日はリモートでのご提案内容をご紹介させていただきます。
お問合せ頂いた内容は長さ800-1000mm×幅400-600mmのローテーブルのお問合せです。
大型のダイニングと異なり、小型になると動きが複雑な材も多く、デザインチョイスの選択肢が増えますので、私のデザイン出しの作業も非常に面白くなってきます。
色味も赤茶系と濃い色味のご希望です。
デザイン御提案にあたりお客様のご希望をまずはお聞きしております。
理想のレジンテーブルの写真や、ご希望デザインのデッサンを頂きご希望を把握させていただいております。
お客様からい頂いたご希望デザインのイメージがこちら!
デザインのご希望を確認し、お客様のイメージを確認しました。
完成されたテーブルの写真を頂くことが多いですが、この様なデッサンでも構いません。
デッサンイメージをもとにデザインのご提案させていただきました。
まずは全デザインをご覧ください。
上記デザインを2回に分けてご提案させていただきました。
詳細を個別に見ていきましょう!
まずは輪切りデザインです。
1000×600mmならこのデザイン。荒々しいクラロウォールナット輪切り一枚板の耳を全側面から楽しめるデザインです。
その一枚板の魅力を最大限に活用できるのですが何かバランス的に違和感を覚えます。
同じ一枚板を使用しても、1000×550mmにすると
一気に自然な配置になります。この差わかりますか?
長さ変えていないのですが、幅を変えると残りの細かい部分の残りを大きく残せるのでより理想的なデザインに持っていけます。
耳は細かすぎず大きすぎず非常にカッコイイ一枚板です。
写真では細かな部分は分かりずらいんですが、こんな美しい耳の一枚板デザインは最高です。
御提案時には全体的な配置と細かな表情も分かるよう御提案させていただいております。
また別の、動きのある大型輪切りの場合は余裕をもってデザインしました。
こちらもクラロウォールナット一枚板です。
こちらで1000×600mmにデザインするとこのような感じです。
動きのある部分をメイン部分に持ってきてサイズ的に余裕のある配置でデザインしました。
一枚板自体の質も良く少しお値段が上がりますが、耳の動きが大きくなり迫力の増す一枚板です。
その他にもそれぞれの輪切りで御提案しております。
次はジャラを使用したデザインです。
こちらも輪切デザインの配置でデザインかけております。
1000×600mmです。
耳の表情や天板面の瘤の状態もとても美しいです。
ウォールナットよりも赤身の深い色味がまたカッコいいです。
別のデザインでは
一枚板の形状を最大限に活かしたデザインです。
写真では複数の一枚板を合わせているように見えますが、ここでご紹介するデザインはほとんどが同じ一枚板をカットした想定のデザインです。
細かなモノを編集して完成イメージかけております。
続きましては国産ポプラ!
皆様のイメージに多い白いポプラではなく、国産のオレンジがかったポプラです。
荒々しくカッコイイですが、癖が強すぎるのが難点です。
完成しないとイメージつかないですよね。
こちらはサンプル製作中です。
次はヨーロピアンポプラ!
白い色味で荒らしい動きです。
ご希望の色味と異なりますが御提案しました。
空いた空間に材を配置する予定ということで、未設置の状態でのご提案です。
dark系のレジンのご希望でしたが、ブルー系でしたら本命になるポプラです。
最後は山桜です。
イメージ写真上では暗くなってしまいましたが、明るく、深い色味の山桜です。
木目の美しさ、節穴の入り方、耳の形状と最高にカッコイイものでした。
この御提案の中で気に入っていただいたのは、最後の山桜でした。
ここで細かな微調整や仕様の打ち合わせのご依頼でしたが、お客様の本当のご希望を把握した私はここでは終わらせたくありませんでした。
実はこの山桜、ダイニングサイズのリバー状のデザインでもいけるように2枚ストックしていたんです。
始めの山桜一枚板は木目や色味の濃く、細かな動きの美しい一枚板でしたが、
2枚目は大きな動きのある山桜です。
山桜でのご提案数を増やしてより納得のいくカタチで決めていただける様追加で御提案しました。
1枚目山桜では1パターンしかデザインできませんでしたが、2枚目山桜では2パターンの御提案です。
この2パターンもカッコイイ!!
荒々しい大きめの動きがまたいいですね!
木目の美しさ、細かなカッコよさでは1枚目の山桜ですが、動きの大きさでは2枚目の山桜。
お客様もきっと悩まれたと思います。
私なら決められない選択肢です。
ですが、こんなにカッコイイ選択肢、羨ましい限りです。
デザイン決定!多数のデザイン案から決定した理想のデザイン!
この中で最終的に確定したのはこちら!
始めに気に入っていただいた山桜1枚目のデザインです。
耳は異常にワイルドな表情です。
こちらが、デザインかけた全貌です。
こう見られると私が考えていることが分かっちゃいそうですね!
複雑な形状で、魅力を最大限にデザインしています。
私のデザイン時のこだわりは、極力1枚の一枚板でデザイン完結できるなら1枚で仕上げることです。
コスト的なことはもちろんですが、同じ一枚板ですと色味や木目が統一されます。
大型の場合でもなるべく同じ原木(丸太)の一枚板でデザインし色味等の差を作りません。
組み合わせのデザインの場合は木の雰囲気を統一するのが上品な美しさへのキーポイントです。
このようにこの一枚板では複雑なラインに見えますが、この一枚板をパッと見るとこのラインしかない!とすぐに浮かびます。
30秒でやったデザインも、1時間かけてやったデザインも多分同じになります。
私自身がっつり右脳タイプの思考ですし、
数百、千以上デザイン出しのトレーニング積んだたまものかもしれませんね。
この様な複雑なデザインで製作させていただきます。
こちらの一枚板を見て、気づいた方もいるかと思いますが、この一枚板非常に反っています。
山桜って、乾燥時非常に反ります。
現在はガッチリ乾燥しているので今後の動きはほぼ無いのですが、
水分の分布を統一させ今後のリスクをより減らし、厚みも確保できる様、高周波プレスにかけていきます。
一枚板の魅力の詰まったレジンテーブルをお客様にお届けするには一枚板の管理から。
全てに一切の妥協なく製作進めていきます。
・どこよりも美しいレジンテーブル!
・既製品ではない、自分で倉庫で選んだ、自分だけのレジンテーブルが欲しい方!
・荒い木の魅力の詰まったレジンテーブルが欲しい方!!
RESIN SPACEのへお問い合わせください。
ここ最近は非常に多くのお問合せ頂いており、納期もどんどん延びております。
気になる方は早めにお問い合わせください。
よろしくお願いします。