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ポプラ大型レジンテーブル! ~ふるさと納税でオーダー製作~

本日はふるさと納税でご依頼いただいたポプラ大型レジンテーブルの、倉庫見学から納品までの様子をご紹介させていただきます。

最近ブログやInstagramの更新が遅れてしまっております。
ご注文依頼が多く、工場移転や新たなモデル新設に向けて昼夜動いている状況で、皆様への公開が遅れてしまっております。
製作・納品の様子は多くのストックが発生してしまっておりますが、随時ご紹介させていただきます。
RESIN SPACEは常にフル稼働ですので、ご安心頂きお問合せ下さい。

さて本日ご紹介させていただくポプラレジンテーブルは別荘地へ納品の3150mm×1150mmの超大型です。
自宅への納品では最大サイズではないでしょ?

そんな大型レジンテーブルをふるさと納税にてオーダーいただきました。
RESIN SPACEは静岡県沼津市のふるさと納税に採用されており、ふるさと納税でも通常購入と同様に倉庫でオーダーすることが可能です。
お客様に事前にお問合せ頂き、ここまで大型のラインナップは準備していなかったので、ふるさと納税の担当者と調整しこの大型の対応も準備させていただきました。

ふるさと納税でレジンテーブルご検討中の方は、仕様決定やお支払い・納品までの流れも含めてご紹介しておりますので、このまま最後までご覧ください。

さて、お問合せ頂きおおよそのご希望を聴取、一枚板を準備してお客様と倉庫で打ち合わせさせていただきました。
3mを超える一枚板となると選択肢は少なくなりやすいですが、一枚板のオーダー製作も別ブランドで実施しているRESIN SPACEでは、3m超えでも選択肢は膨大です。
多くの選択肢のなかからデザイナーのFujiwaraが事前のご希望の中から厳選した数デザインをご提案。

上記の様に一枚板中央型、リバー状、異形型とご提案させていただきました。
そんな中お客様が気に入って頂いた一枚板デザインがこちら!!

圧倒的な存在感のポプラ一枚板を中央に、お客様と共に側面にも個性を持ってきました。

こう見るとワイルドすぎるカッコよさがありますが、中央の一枚板のみになると少し寂しい印象なんです。
底に細かめの、これまた動きのある材を選んでいただきながら、空間にうまくはめていただきました。

RESIN SPACEの在庫は、ワイルドな材・綺麗かつ動きがある材だけではなく、
今にも朽ち果てそうな材、細かくてワイルドでごつごつして、、、、
こんな木何に使うんだ?という一枚板も多数ございます。
そういった細かい材料がこういう時に、最高の活躍をしてくれるんです。

見てくださいこのカッコよさ!
荒々しくもやりすぎない雰囲気、これはまだ木のみなのでワイルドすぎる様子に見えますが、
レジンの色などを考慮してのワイルド感強めのデザインです。

実はこれ、ほぼすべてお客様で作って頂きました。
中央の一枚板の配置は私がご案内させていただきましたが、残りの部分んはほぼお客様!

すごく楽しそうにデザイン組んでいただきました!

カットラインもこの一枚板を最大限に美しく魅せられるライン!

このような細かい様子を残せる色味をお客様と検討していきました。

今回のレジンのご希望はブラック!
裏にほぼ抜けない程度の濃さのブラック。かつ木の動きを感じるレジンにしたいとのことでした。
透明度を落とすけれども、木の動きを感じられる透明度。
右も左も欲しい!というようなご希望ですが、そのようなお客様のご希望をかなえ続け、ノウハウが蓄積されたデザイナーにはすぐ色味と工程がイメージできました。

他の仕様全て確定し、倉庫見学は終わりました。
ふるさと納税の場合は納税額に、天板・脚・配送費すべてが含まれておりますので特別追加料金などは一切ございません。
大型の一枚板を選んでいただき、合わせて他の家具を製作した場合などは、ラインナップをより大型サイズを選んでいただき対応するなど、柔軟な対応を取らせていただきます。

倉庫見学することでご希望が変わるのは日常茶飯事ですので、その点うまくやらせていただきます。
事前のご希望からの調整をするために、全ての仕様が確定してから納税の手続きをお願いします。

倉庫見学やメールでの打ち合わせにて、納税額など個別にしっかりご説明させていただきますので、
ふるさと納税でレジンテーブルご検討中の方は、まずはご希望を記載しお問い合わせください。

倉庫見学から数か月がたち、納品に合わせて製作進めていきます。

まずはデザインの確認作業。
厚みを整え、表情を確認しながらデザインの最終チェックです。
側面の見え方や、脚の取り付け位置などを確認しながら、デザイナーが一人で時間をかけて最終チェックしていきます。

こういう上から見れば何のへんてつもない部分がものすごくカッコイイんです。
これはお客様のこだわりで、細かい材の中で一番のお気に入り。
最終の仕上がりイメージを伝えるとこれは必須ですね。と、気に入って頂いたものです。

最終チェックしてカットした様子がこちらなんですが、この角度ではなく、側面からの見え方が抜群なんです。

イイ断面です!!
縦にこれだけ動くのも良いですし、左下の樹皮の部分にもレジンが入りこみますのでより良い印象になります。

さらにこの丸みを帯びた個性と、今にも割れそうな部分をもレジンで綺麗に演出していきます。

上から見たこのようなラインの合わせは、基本事項です。
ラインを合わせると、一枚板×一枚板が流れとなります。
その流れは完成時にすごく美しいラインとなります。
今回濃いレジンのでっていですが、明るい時間帯にはうっすら透ける程度にするため、木のシルエットがギリギリ見えるデザインにするため、この様なシルエットの合わせは非常に重要なんです。

こういった細かな部分が、私がデザイナーによって仕上がりは小さく異なり、
その小さい部分の積み重ねで大きな完成度の差となる。と言っている点です。

それ以外にも木の魅力をどんどん出していきます。

この様に樹皮で隠れている魅力も

樹皮を取り除くことで、光が抜け美しくなるため、丁寧に木工作業を実施します。

天板面のこんな節も取り除くことでレジンがそこに溜まり、水たまりの様になります。

こういう一枚板側面の汚れも

丁寧にとってあげることで木の魅力をしっかり伝えられるようにします。
この耳の手入れの強さもレジンの色味によって変えていきます。

全てデザイナーのFujiwaraを中心に、製作担当者と密に協議して進めております。
大量生産はできませんが、お客様一人一人の笑顔の為に、一切の妥協なく勧めていきます。

木工作業が終わると、クリーンルームへ移動し、レジン流し込みの準備をします。

木が浮き上がらないように押さえつけ、木材配置をします。

そこからレジンの色味を調整し、流し込んでいきます。
レジンの攪拌や色味は製作者によってばらつきがあり、RESIN SPACEでは高度なクオリティーを保つため、レジンの色味の調整は必ずデザイナーのFujiwaraが実施します。
オーダー対応もFujiwaraが実施しますので、細かな色の指定も可能です。

クリアなレジンで一度脱泡完了しきれいにしてから色調整です。


この度のお客様は裏に抜けない程度の色の濃さのご希望。
ベースの色味は決まっていますが、この一枚板のデザインに応じて色を微調節していきます。

そのお客様それぞれの色を丁寧に調整し流し込んでいきます。

1層目の流し込みが完了です。
今回のお客様のご希望は、裏にほぼ抜けない程度の透明度かつ木の立体感を感じられる色味です。
下層と上層を操作しながらお客様のご要望をかなえる色に調整します。

2層で色の濃さを調整しますが、あからさまはダサくなるため、RESIN SPACEではデザイナーが確立させたルールがあります。決して外部には言えない重要な部分です。
自然の木の美しさを、自然に感じて頂くためこだわっていきます。
その後は上層を流し込んでいきます。

大量のレジンの流し込みが完了しました。
総量80Lを超える大容量です。
この量を流しこむには時間も労力も非常に使います。

この2層目を完了することで、おおよその感性の雰囲気を見ることができます。

裏には抜けない、うっすら木の立体感が消えていく様が分かります。

実際完了時には厚みも薄くなり、裏から光が入ることで透明度は上がります。
明るい時間帯では透明度を感じ、夕方以降の光量では裏が見えない程度の調整をしております。
床面の色によってもその見え方は変わっていきますが、そこも確認済みなので理想の色味を確立させます。

流しこみ完了から1週間以上かけてゆっくり硬化させ、枠から外し平面出しの研磨をしていきます。

最高の仕上がりです。

写真では裏に抜ける感じはありませんが、実際に見るとうっすら透明度があります。
ポプラ一枚板の動きのシルエットを感じることができる為、写真以上にカッコイイです。

その天板を研磨していきます。

綺麗に仕上げるため、大型の研磨機に通していきます。
機械自体に幅の余裕があるものですが、それでもいっぱいいっぱいのサイズ感です。

レジンが欠けないように少しずつ研磨していきます。

裏面も同様に行きます。
裏面を見れば、その製作者の工法や、こだわりレベルが見えるので貴重な写真です!

研磨完了した様子がこちらです。
このポプラレジンテーブルのカッコイイ部分をしっかり残して平面出しを完了できました。
そこからは細かな作業に移ります。

まずは研磨により発生した細かな節の穴を、レジンにて埋めていきます。

すべての節穴に埋まるように入れていきます。
RESIN SPACEでは表面をレジンでコーティングするようなことはしません。
あくまでも節を埋めるためのレジンです。


表面に乗った部分ものちにしっかり削ります。
この工程をすることで、3つの良い点があります。
レジン乗せることで作業できるのは数日後になりますが、しっかり時間をかけてよい仕上がりを目指していきます。

ここからは人の手で研磨を進めます。
最近若い職人もはチームに加わってくれたので、教育しながら研磨します。
想像をはるかに超える器用さと、体の動かし方のうまさ、難易度の高い作業もさらっとこなしてくれるので、
将来有望の職人です。
製作チームで丁寧に技術の継承をしていきます。

ムラのないきれいな仕上がりは、多くの経験からしか成立しません。

今回は天板の幅が広いため、裏から反り止めを埋め込みます。

木が収縮しても、一枚板の割れを助長させない長孔仕様です。
一枚板の特徴を把握したチョイスになり、これが重要です。

そのように多くの工程を経て、レジンテーブルが完成し納品させていただきました。

静岡県熱海市の別荘地への納品です。
この大型のレジンテーブルを4人の職人で運びましたが、お庭が広すぎて4人でもギリギリでした。
そんな広大なお庭があり、海が一望できるお部屋に納品させていただきました。

<N様>
本日は4人での搬入ありがとうございました。
もうすごくカッコいいです!木とレジンの配置は素晴らしく
想像通りの最高の仕上がりで、素晴らしいです。

今回の別荘の内装を決めるとき、このレジンテーブルをまずはじめに決め、レジンテーブルの色をベースに
すべてを決めていきました。
部屋の中心にきたこのレジンテーブルは圧巻ですね。

木のカッコよさと、木が透けている感じもちょうどよく、希望通りの色です。

倉庫でオーダーするのは非常に面白く、多くの一枚板の中から決められるのはすごく良い経験です。

ふるさと納税の流れも良いかたちで進めていただき、良い対応いただけ助かりました。

この度は誠にありがとうございます。
今後もメンテナンス対応よろしくお願いします。

 

この度はふるさと納税にてオーダー・納品させていただきました。
国内でレジンテーブルをふるさと納税で納品したという話は聞いたことないので、国内初の対応ではないでしょうか?
あったとしてもこのサイズ以上の納品はないかと思います。

RESIN SPACEの価値は、倉庫で一枚板に出会っていただくところに真価があります。
ふるさと納税の場合であっても同様で、倉庫でお気に入りの一枚板に出会っていただく、オーダーいただくことを基本としております。
遠方の場合でも、希望のデザインをベースにデザイン案出させていただきます。

小型から大型まで、納税金額別にサイズのラインナップをそろえております。
通常サイズとは異なる場合でも、平米単価が価格要因となるため、ふるさと納税の場合でもうまく調整させていただき、
適応納税金額をご案内いたします。

ふるさと納税は特殊な購入方法ではありますので、
通常購入の場合でも気になる方はお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。