本日はRESIN SPACEの日々の製作状況のご紹介をさせていただきます。
この様な製作風景のご紹介はだいぶ久しぶりになってしまいました。
最近は異常な程忙しく、本当に多くのお問合せ・ご注文いただいており毎日予定がぎっちりです。
昔は予定管理も大雑把でも問題ありませんでしたが、タイムスケジュールを30分単位でぎっちり組み効率化を図っております。
朝4:30頃には起きて今まではブログを打っていたのですが、作業とお問い合わせの返信でブログを打つ時間も確保できませんでした。
提案は仕様の詳細などがあるのでデザイナーの私しか対応できないので、このブログやインスタの広報担当誰かにお願いしたいと思うのですが職人以外の人脈が無く難しいですね・・・
ひとまず頑張ります!
さてまずは地元の工務店のお客様の一枚板持ち込みでの製作です。
桑一枚板です。
工務店の方がお施主様から預かったものを製作いたします。
おおよそのサイズの希望があるだけでデザインもサイズもお任せ!
そんなワクワクするご依頼でした。
担当の方も「どうデザインするんだろう?」
という眼差しが真剣度合いを上げられました。
私はいつもその一枚板の特長を最大限に美しくデザインすることを心がけております。
その一枚板の魅力を見つけてあげることからです。
こんな何でもない部分ですが、カットライン・側面の出し方ですごくカッコよくなります。
この部分もイイ!!
他にも魅力的な部分が多かったのですが、撮影し忘れました。
レジンの色味もお任せしていただきましたが、この桑なら断然darkⅡクリアです。
一枚板の明るさ・深みを引き立たせてくれる色味です。
丁寧に製作し完成した写真がこちらです。
どうですか?メチャクチャかっこよくないですか?
さっきのこの一枚板がこれになるんですよ!?
ラインの出し方、側面の見せ方がばっちりでした。
横にすると濃く見えますが実際は
この様な見え方です。
側面もしっかり見えますし、節の中も抜けて綺麗です。
使い勝手も向上、美しさも倍増レジンならではの美しさです。
仕上げは木の美しさを引き立たせるオーディーズオイル!
私は多くのオイル使ってきましたが、一番これが好きです。
木の表現力が増し、撥水性も高いのでレジンのオイルはこいつがすごくお勧めです。
今回の天板はベンチとなりました。
ダイニングにもっていくようで、普段座る部分は木の部分で、後ろの目につく部分にレジンが行くようなデザインにしてあります。
また、ただ私がデザインしたいようにしただけではなく、鉄脚業者の方がつけやすいように取り付け部分も考慮しデザインしております。
全ては完成時の美しさをゴールにデザインします。
レジンにネジ穴の白い濁りなんて入れません。
妥協をすればどんな作業もすごく簡単になります。
お客さまの求めるモノ、私が作りたいものは完璧なクオリティー!
そこそこのモノでいいや!という感覚でやるならやらない方がいい、というのが私の信条です。。
そんな気持ちは木に失礼ですからね。
自然を美しくデザインするには完璧なクオリティーがあって初めて自然の美しさをアートにすることができます。
RESIN SPACEは徹底的にクオリティーを求めていきます。
続きまして、大型レジンカウンターです。
7m×950mm・7m×850mmの超大型レジンタウンター!
もう納品終わっているのですが、この大変さは異常でした。
過去最高に大変な毎日の作業ですし、今後これ以上に大変な作業はまずないかなと思います。
サイズもさることながら、大変な要因はこちら!
このようなボロボロの神代杉を使用し製作しています。
そのためレジンの吸いが異常です。
目に見える空間だけではなく、木の中にも空洞がとても多いためレジンの使用量が異常です。
納品経路の関係で分割しているので2600mm前後の長さです。
その長さの量ではないほどのレジン量です。
また今回は大規模のサイズ感だけではなく、「朽ちる」というアート性を含めてデザインしているので一つ一つに時間がかかります。
今度全体の工程紹介させていただきますが、
この様に朽ち果てる様を演出しています。
全体的なデザイン時も木の力強さがあるものからボロボロに移り行く様も演出しております。
大規模な面から細かい部分までこだわっております。
一言研磨と言っても枚数・規模感が大きいと大変でした。
分割している為デザインの繋げも時間がかかります。
細かい確認と、ずれの無い精度で製作しました。
研磨進めるうちに内部の空洞が出てくるのですが、そこを徹底してレジンで埋めていきます。
今回は洗面の加工も実施します。
各洗面はメーカー等により様々なサイズなので、仕様ごとにくり抜いていきます。
レジン部分の加工もRESIN SPACEでしたら可能です。
レジンの加工は割れるリスクがありますが、そこはレジン専門の製作所として徹底し確実に完成させます。
デザイン時に強度デザイン含め打ち合わせします。
一般家庭への取り付けを検討している業者の方には取り付け方法等しっかりお伝えもさせていただきます。
その後塗装完了し、また倉庫に戻しました。
現在は設置も完了し、異常なまでのカッコよさです。
設置後の様子はお店の公開後こちらでもご紹介させていただきます。
ただただカッコイイ。
世界でも例はないのではないかというサイズ感ですので、公開をお楽しみにしてください。
続きましてOceanレジンテーブルの製作の様子のご紹介です。
数か月前に倉庫にて打ち合わせさせていただきました。
RESIN SPACE独自の木材×海×波のレジンテーブル
「Oceanレジンテーブル」
という新たなレジンテーブルのモデルを気に入って頂き、オーダーいただきました。
非常に多くの一枚板をご覧いただき気に入った数枚をピックアップし相談させていただきました。
ラスト2つはどちらもご希望サイズにはうってつけのデザインでしたが、最終的に決まったのはこちら!
複雑な形状を気に入って頂いたこの一枚板を、波を演出する部分も考慮したデザインにて決定しました。
レジンの色味や、波の雰囲気
ここは波1列で、ここは2列で・・・・
といろいろ打ち合わせしての仕様決定です。
全てが自由!ワクワクするような、Oceanレジンテーブルのデザインを体験してみてください。
製作の様子です。
面を出した一枚板を配置しレジンを流す準備です。
完了時、お客様と倉庫見学時に最後まで悩まれた、右下に木材を配置するか?しないか?
を確認いただきました。
右下の木材で、少し見た目の印象が変わります。
通常のレジンテーブルでしたら確実に木材あり。もっと大きい木材を配置するのですが、Oceanレジンテーブルですと、海の深みを演出するのに、端に陸をイメージする木材があるとブルーの美しさが半減します。
海の深みをレジンで演出するには違和感を発生させ、自然にヒントをもらう私の感覚とも異なりました。
お客様も木材無しを選んでいただき良かったです。
いい表情しています。
動きも、湾の様なシルエットも最高です。
そこにレジンを流しました。
一層目の浅瀬のsimodaブルーです。ここから濃いブルーを入れてグラデーションをかけていきます。
このグラデーションは非常に時間管理が重要で、早めに入れすぎるとすべてが均一した色になってしまいます。
かといって入れるのが遅いと気泡や汚いグラデーションに。
私の目指す綺麗なグラデーションを常に完成させるため、
レジンのプロとして時間管理・温度管理の徹底の元作業進めていきます。
下地のレジンは完了し、ここから波の施工に移っていきます。
続きましてレジンカウンターの製作です。
最近倉庫見学の内容がより硬度になってきましたので、詳細は改めて倉庫見学専用のブログでまとめさせていただきます。
先月は一般のお客さまの御成約の中で倉庫見学が中心でした。
その場でご希望聴取、すぐにデザイン出しという難しい作業の連続ですが、お客様に感動していただけるデザインが出せているかと思います。
その多くのデザインはまだ今度ご紹介するので、今回は製作に移ったこちらを紹介!
共木という一枚板の兄弟のような一枚板を2枚使用しデザインしました。
皆様ならこの一枚板をみて、どんなデザインのカウンターにしますか?
私は今回のデザインしかないなという感じで、直感でこの配置でした。
お客様もこれだ!という感じで気に入っていただけ、御成約頂きました。
こちらも良いですが、このデザインの対抗馬のもう一案も良いデザインでした。
レジンカウンター検討中の方はご連絡ください。
一枚板カット、耳を整えて流し込み場にもっていき、型枠配置します。
埃もたたず、温度管理がされた空間です。
神代欅という火山により地中に埋まった一枚板ですので、うごきがいいですね。
darkⅡクリアにて
流し込んでいきます。
dark系はブルー系に並びRESIN SPACEのメインカラーですので、すごくカッコイイです。
神代にバッチリの色ですね。
次は新たに準備できた一枚板のご紹介です。
ここではご紹介できないほど在庫自体は多いですが、最近やっと入手できたオリーブ一枚板をご紹介します。
はい、これだけで気絶モノです。
カッコよすぎます!!!
RESIN SPACEの明るい色味の一枚板はポプラが多く、すごく良い耳の動きをしております。
ですが、最近ポプラの瘤特有のぶつぶつが嫌いだという方が多く、提案に困ることが多かったです。
ですがその様な感覚にさせない、耳の動きが激しいながら木目も綺麗なオリーブです。
3枚共個性があり、最高です。
お客様の要望サイズにてデザインしていきます。
サイズは2100×400-600mmです。
サイズも人気のあるサイズで最高です。
ですがこの一枚板乾燥がある程度進んでいたのですが、耳の樹皮がしつこく、手作業では取れませんでした。
しっかり耳を洗浄してあげて、綺麗なデザインになる様にしてあげました。
また追加の乾燥が必要になりましたが、とても綺麗な一枚板へ仕上がりました。
この日と手間が、いつかのご注文時にお客様の笑顔に繋がりますので、手間を惜しみません。
正直まだまだ書ききれない程ありますが、今月は頑張ってブログもインスタも進めていきます。
今月の製作状況もすでに厳しい予定ですが、ガンガンやっていきますので気になる方はお気軽にお問合せ下さい。
ご連絡お待ちしております。