本日はポプラレジンテーブルの製作の様子のご紹介です。
最近は異常なほど多忙で製作の様子や動画のご紹介ができずにいたのですが、ようやくここでひと段落しましたのでしっかりご紹介していこうと思います。
ここ数か月で全国的に見てもトップクラスの納品をこなしましたので、その間の経過も今後ご紹介させていただきます。
本日はこちらのレジンテーブルのご紹介です!
かっ、カッコイイ!!
実際にこのデザインを見て素直に出てくる言葉です。
倉庫見学時からこちらのご紹介をさせていただきます。
お客様との初めの出会いは昨年の8月です。
建設会社の方と倉庫見学頂き、私どものこちらの一枚板を気に入って頂きました。
ご夫婦を尊敬し合うお客様と話す中で私がビビッとイメージできたのが、こちらの共木の一枚板を使用したデザインでした。
デザインかけるとこれしかないのでは!と思うほどばっちりきまったデザインでした。
更にお客様はこのクリアブルーの色味、雰囲気を非常に気に入って頂き、今後検討いただけるという話で進みました。
それから半年ほどたった3月に再度デザイン確認と仕様ぼ決定の為に倉庫見学頂きこちらのデザインに決定しました。
この打ち合わせ時にいろいろ話しましたが、この時驚いたのが、夏に見ていただいたクリアブルーのレジンテーブルを非常に気に入って頂き、そのレジンテーブルを中心に内装デザインを決めていただいていたとのことでした!!
備え付けの家具や、洗面周りなど、このクリアブルーのダイニングテーブルを中心に決めていただいたとのことで非常に嬉しかったです。
更に玄関を開けたらこのテーブルが見えるように内装も工夫していただいたみたいで、そこまでフルコミットしていただけうれしいです。
確かに実際に見ても美しく、倉庫見学頂いた方皆様驚いていただいております。
美しいブルーのレジンテーブルの為に誠心誠意製作に取りかかっていきます。
レジンテーブルとなるとレジン!レジン!!レジン!!!となってしまいそうですが、
RESIN SPACEが製作するレジンテーブルはあくまでも木が主体です。
美しい木があってこそのレジンテーブル。
一枚板の配置をおろそかにしたデザインは、決してカッコよくありません。
最終的な美しさの80%はレジン以外で決まるとおもっておりますので、時間をかけてデザイン進めていきます。
まずはこちらをご覧ください。
汚れだらけのポプラです。含水率(水分の量)が整っているのでそのままの加工で良いのですが、ポプラやクラロは納品後の動きが強いので、高周波プレスをかけて水分のムラを無くします。
この一枚板の状態を整える作業こそ、一枚板を製作している業者だからこそです。
一枚板の状態を整えることからすべてが始まります。
その後面を出しデザイン進めていきます。
今回はご希望サイズでは少し空間が強く残ったので、動きの似ている輪切り一枚板を使用してデザインかけていきます。
ここで輪切りのポプラのどこを入れてあげると美しくなるのか、どんな配置で置くのが全体的なデザインとして美しくなるのかを確認していきます。
これは理屈ではありません。
デザイナーの私のセンスのもと、進めさせていただいております。
何パターンも試すと木から「これだよ!」とベストの配置を教えてくれるかのように、決まる時は一瞬です。
一枚板のことばかり考えているからこそ、常にデザインを繰り返しているからこそ、その経験がもとになりデザインの最終決定時はいくつもの要素が合致します。
お客様と倉庫見学時にデザイン確認はしますが、数cm・数mm・少しの角度調整で最終のデザインの良しあしが大きく変わりますので、最終の微調整はおまかせさせてください。
全く変更しないで!の場合は見学時におっしゃってくださいね!
微調整かけて完成したデザインがこちら!
本当にこんなポプラに出会わせてくれたことに感謝です。
ヨーロッパから遙々日本にたどり着き、RESIN SPACEのもとにたどり着いてくれたことに感謝します。
もう実際に見るとよだれダラダラですよ!!
カッコよすぎです。
この角度なんて最高です。
レジンを流した後、より美しくなるためにこのカットラインにしているんです。
このラインにはすべて意味があります。
こんな中途半端にカットされたラインにもすべて意味があり、完成時にはなぜこのラインでカットしたかが分かるかと思います。
こういった自然の強さを感じられる部分は、取り除かずにスクエア内に残してあげます。
側面から見るとこんなカッコよさがあります。
割らずに残すのもまた、技術がいるんです。
こういう部分も
実はこんな美しさがあるんです。
ここにレジンが入り込む様子をイメージしてください。
最高ですよね?
こういった自然にしか作れない美しさをしっかりデザインしてあげる。
それが私の最大の仕事です。
この空間も樹皮で覆われていたのを丁寧に剥がしてあげているのでこのような洞窟・くぼみが現れます。
こういった入り皮という木の中に樹皮がある部分も、普通はそのままにする方が多いと思いますが、私は取り除いてあげます。
この様な部分を残しても自然の要素を残せるので良い感じなのですが、何点かデメリットが生じますので、取り除いていきます。
ガッチガチの樹皮を剥がすのは今期がいります。
傷なく取り除くには時間が必要です。
木材を整えるのに非常に時間をかけて実施していきます。
こういった節も取り除きます。デメリットを排除する為だけではなく、取ってあげることでこの部分にレジンが入り裏の空間への透明度を作れるのでこういった部分がとてもカッコイイんですよ!
いい仕上がりになりました!
完璧です!
デザイン、木材の整えが完了しましたので、レジンの流し込みの準備をしていきます!
流し込みの様子は動画にてご覧ください。
この様な感じで製作、流し込み実施していきました。
流し込み完了の写真です。
想像通り美しい色味に完了しております。
今回のレジンも2層に分けて流し込みしております。
ただブルーのレジンとするのではなく、海の立体感、海独特の美しさを演出するにはこの技法が必須です。
これだけでも綺麗なんですけどね!
ここから海好きの私がよりうみの様子を再現するこだわりの色味に調整し、流し込み完了とします。
撮影の色味の関係で伝わりずらいですが、非常に美しく完了しております。
今回の色味は明るい海、浅瀬寄りの表現になります。
崖から海を見ているかのような美しさです。
この様なレジンテーブルは本当に手間がかかります。
省略したご紹介でもレジンの流し込みまでの工程でこれだけの多くの工程があり、ここからまだまだ多くの作業が残っております。
写真で見ただけでは細かな部分の完成度が伝わりずらく、どんなものでもレジンテーブルならきれいに見えます。
ですが、実際に見て細かな部分まで完成度高くさせるにはとことん妥協せずに進めていく必要があります。
実際に現物を見てそのブランドの完成度を目で見てくださいね!
数年でデメリットが発生するレジンテーブルではなく、一生もののレジンテーブルとするためにとことんレジンテーブルに向きあっていきます。
レジンテーブルにはメンテナンスも必要ですので、長期間にわたりしっかりサポートさせていただきます。
気になる方はお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いします。