こんにちは。
最近はコロナの関係で自宅待機者が多数発生し製作作業が大幅な予定の組み直しをさせていただいております。
ご迷惑おかけしてしまったお客様、誠に申し訳ございません。
新規のご依頼のデザイン出しも進めます。
これからどんどん面白いことを進めるにあたって制限させられ、私のエネルギーとアイディアが爆発しそうです。
面白くていい一枚板も準備進んでおりますので、状態が改善次第どんどん発信していきたいと思います。
作業工程は大幅に縮小されますが、少しずつ作業進めておりますので一部ご紹介させていただきます。
本日は硬化完了したレジンテーブルのご紹介です。
こちらです!
地中海の急に深く綺麗な青に包まれるようなリゾートのイメージのレジンテーブル!
全体像からは全体的なシルエットしか分かりませんが、細かな表情は格別です。
地中海に沈む遺跡のような神秘的な表情です。
はたまた、海に沈んた山々にも見える部分もあり本当にここまで美しく表現できたかと、製作した私も驚きです。
その魅力がこの写真で伝わらないのが残念です。
この写真と実際見た表情の美しさは天と地ほどの差があり、これを皆様にお伝え出来ないのがもどかしいです。
海に浮かぶ島もあります。
一つ一つの瘤が本当にうみのそこを除いている様です。
耳のボコボコが天板面のキラキラにつながっているのが分かりますか?
縮み杢というモノで、木自体が波打っているからこのように見えるんです。
現在は天板面にレジンも載っているので変な感じですが、完成時はこの側面から天板面へ繋がるこの表情も格別になります。
島の中にも洞窟があるんです。
よく見ると下からの光が見えます。
丁寧に加工し、節を抜いた努力がこの様な美しさへと変わります。
ライティングにてさらに幻想的な表情となります。
反射により分かりずらいですが、もう紹介したらとどまるところがないほど魅力にあふれています。
全体としてはこんな斬新なリバーテーブルで、レジンの色味は洗礼された色味です。
個のブルーの奥行き感の美しさ、このジャンルの色の表現レベルは世界でもトップクラスだと思います。
それができるのがRESIN SPACEのデザイナーです。
色の表現の美しさは国内では群を抜いているのではないでしょうか?
色味・濃さ・コンセプトもお客様のご希望を実現しつつ、このポプラの美しさを最大限に表現しています。
色の出し方はもちろん木の種類に応じて変更します。
また、デザイン、レジン量、木の間隔、配置場所、用途など非常に多くの事を考慮しながら一つ一つ色を変更かけますので、
オーダーによってRESIN SPACEの色味の技術を最大限に生かすことができます。
色だけでなく、一枚板の配置センスも高いです。
始めの段階の一枚板はこのような形状だったんですよ!
この一枚板が、あのデザインになったなんて想像できますか?
もちろんお客様と相談しながら進めましたが、デザイナーのセンスあってこそです。
過去にもご紹介しましたが、今回RESIN SPACE製作するレジンテーブル
こちらの流し込み完了時までの製作時のこだわりをご紹介させていただきます。
少し長いですが、是非最後までご覧ください。
まずは面を出した一枚板の状態です。
もうワイルドすぎです。
ローアングルからの耳の動きなんて、失神してしまうのではないかと思うくらいカッコよく、幻想的な動きです。
こんな一枚板をレジンテーブルとして製作できるなんて幸せです。
お客様に本当に感謝しかありません。
ここから、倉庫でお客様と打ち合わせした通りのデザインを出していきます。
倉庫見学時のデザインをそのまま製作するのではなく、そこからより美しくなるよう微調整します。
話をしながらですので、細かな部分まで確認できない部分もあるので、製作中に再度デザインの微調整をかけます。
浮島の部分も配置を確認しながらデザインしていきます。
簡単そうに見えてとても難しいです。
このデザイン時の工程を簡単にやる人もいると思いますが、仕上がりは全く別物になります。
今回は細くなっている部分があるので、細い部分は最大限ロスなくラインを出すため、失敗できないデザインとなります。
正確にラインを確認しカットします。
変わったラインですよね?
これで大丈夫なのと思う方もいると思います。
そのまま無造作に配置したのがこちらです。
両サイドの一枚板にできた空間に浮島を配置してデザインしているのですが、
何かがちぐはぐ。わかります?
悪いわけではないが何かしっくりこない。そう感じると思います。
そこから微調整をかけたのがこちらです。
しっくりきました。
島のバランスと形状から、両サイドのリバー状の部分もばっちりです。
とても変わった、それでいて荒々しくも美しいデザインです。
このデザインになったら側面をカットします。
今回はほとんどロスが発生していません。
倉庫見学時のラインから若干の変更のみで、倉庫時にしっかりデザインできていたことが分かります。
デザイン完了したらここからが木工の時間です。
この樹皮がこびりついた耳を綺麗にしていきます。
今回はこの部分をピックアップしてご紹介します。
このような入り皮の部分を綺麗にします。
このままにするとブルー系のレジンの最大の魅力の水たまりの様なデザインを消すだけではなく、
使用中に確実に痩せて凸凹になるので、このような樹皮は確実に取り除いていきます。
ノミでベリッと丁寧に
手で剥がしていきます。
予想以上に綺麗に剥がれました。
とはいっても細かな部分はしっかり残っています。
木の表情を消さずに綺麗にして木本来の表情を出しました。
次はこの部分
個々も節により奥行き感を感じられなくなっています。
完成形をイメージしてどうすれば美しくなる。
何をすれば美しくなるを常に考えて一枚板の調整をしていきます。
加工も丁寧が基本です。
一枚板に傷をつけるとそれは自然のラインではなく人工的なラインになってしまいます。
自然のラインを生かすところに人工的なラインが入ることは、私が一番嫌いな部分です。
なぜこの人はカットラインのある部分をそこにを入れるんだ?
何てのはインスタ見ているとよくあります。
私は自然のラインと人工的なラインを明確に区別して自然の美しさをデザインしております。
なのでこのように節を取り除いているときに自分の道具で一枚板を傷つけることは絶対にあってはならないことです。
自然のラインが好きな職人だからこその感性だと思っており、とても大事にしている部分です。
先ほどの見た目とガラッと変わって、より自然のラインを感じると思います。
これでよりリバーテーブルが美しくなります。
中央の浮島もきれいにします。中央の節で裏が見ませんが、
加工後は裏が抜けて抜けています。
この部分はリバーテーブルとして完成後、とても美しくなる部分です。
年間何十枚と製作しているレジンテーブル・リバーテーブル専門店だからできる細かなこだわりです。
このように細かな樹皮の汚れは、エアーで拭きながらカッターで落としていきます。
一つ一つです。そう、一つ一つです。
こんなことを2200mm×2枚やるとなると・・・・・・
どれほどの時間がかかったか・・・・それが美しさに繋がるという信念があるからやれることです。
そうじゃなければガシガシやりたいところです。
でもガシガシいくとポプラの瘤は傷ついてとれちゃうんです。
そんなの関係ねぇ!
と行く方は当然いるし、がっつり削る人もいます。
ですが、RESIN SPACEでは決して荒い仕上げはしません。
一枚板が本来持つ美しさを最大限に残し、その美しさをレジンに包み込む。
そこには自然美だけでは決してでき無ない。
人の手でも決してできない。
【自然の美しさ×人の技術】
によってのみ表現できるアートのような美しさをRESIN SPACEは創造していきます。
だから私たちは自然の表情を美しく残すことにとことんこだわります。
裏面付近のとてもデリケートなポプラを丁寧に仕上げます。
このようなバサついている部分もそのままだと、あとあと汚くなるのでここできれいに仕上げてから型枠に収めていきます。
さてクリアルームのメインデスクに置きました
美しい!
かっこいい!
最高に綺麗に、ポプラのワイルドさを残せました。
時間をかけて整えた甲斐があります。
そこに深海をイメージしたsinkaiブルーを流しこんでいきます。
今まではウォールナットにのみ実施していたこの深いブルーを、若干調整しポプラに合うブルーにしました。
ブルーの深さは同じなのですが、ポプラの耳の凸凹を感じられるよう、透明感を止めないようにしています。
漆黒の深海40mの色味から、地中海の深海を眺めるような色味に調整しました。
微々たる差ですが耳の動きを感じるには大きな差です。
色にも非常に強いこだわりがあります。
特にブルーやブラックは大得意です。
色に関しては今後、専門の記事を準備します。
光が入らないとすごく濃く見えてしまいます。
お客様ご希望の床や脚が見えないような深い海を表現できております。
更にこの度はライティングも設置しますので更にカッコよくなります。
ライティング時に光が伸びる仕様にもしておりますので最高の仕様です。
水たまり部分も深いですね!
なぜこの深みが出せるかは今後ご紹介していきますね。
この様な流れでレジンテーブル製作しております。
当然のように完成された、この美しいレジンテーブルは細かなこだわりにより、職人が時間をかけて、丁寧に一枚板と向き合った証なんです。
ご購入いただいたお客様から、「RESIN SPACEは何かが違う!」と感じました言っていただくことが度々あります。
私はレジンテーブルへ向き合う根本が違うと思います。
デザイナー兼製作者だからこそ、自信をもって言います。
スタートラインが違います。
いや、向かっている方向が違います。
いや、目指す方向が違います。
なんてカッコつけた言葉を言ってみましたが、お客様があっと驚くような美しいレジンテーブルを
これからもガンガン製作していきます。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
よろしくお願い致します。