本日は現在製作中のレジンテーブルのご紹介をさせていただきます。
現在は欅レジンテーブルを中心に作業進めております。
こちらです。
ほー、また変わったデザインのレジンテーブル作ったりして！
と思うかもしれませんが、今回はいつものレジンテーブルとは少し違います。
元の写真はこちらです。
デザイン考えているときの写真しかなかったので分かりにくいかと思いますが、もとはおばあちゃんちに合ったローテーブルなんです。
和室のローテーブルとして多くのおばあちゃんちで見ますよね！
ウレタン塗装でテカテカした表情のものです。
実際に研磨するとその当時の塗膜の厚さはすごいな～といつも思います。
このおばあちゃんが使っていた欅の一枚板を孫の代のお客様がダイニングテーブルとして使いたいとのご連絡を頂きました。
「おばあちゃんが大切に使ってきたこのテーブルを、普通では使えないがレジンを入れて、加工することは可能ですか？」
このようなお問合せ頂き、非常に困難な作業になることは分かっていました。
そですが、そんなお客様の気持ちを大切にしたい！おばあちゃんが大切にしてきた一枚板を孫の代まで使ってもらえる欅の気持ちを考えると私がやるしかないと思いました。
このような一枚板をダイニングテーブルに持ってくるお客様の優しい気持ちも好きですし、何よりそのように使ってもらえる欅一枚板も、おばあちゃんもすごくうれしいですよね。
一枚板は単なるモノではなく、百年以上かけて育った命で心もこもったものです。
今回はおばあちゃんたちの歴史や思いのこもった一枚板を、現代の技術を用いてオシャレに生まれかわらせてあげます。
レジンテーブルには厚すぎるためまずは表面を研磨します。
表面研磨し厚さを整えた写真です。
内部に細かな割れや節が出てきて、まさにレジンテーブル向きの動きです。
ですが、側面や節の部分にはがっちりとウレタン塗装がしてあります。
これが厄介なんです。
このウレタンをそのままにレジンを流すと、ちょっとした一枚板の動きで容易に「ベリッ」と一枚板とレジンが剥離します。
ウレタンのせいで、レジンが道管の内部までしっかり入ってくれないのです。
そのためすべて綺麗に剥がします。
簡単に言いましたが、凸凹の激しい一枚板には本当に大変な作業でした。
お客様提供の場合、一枚板は決まっているのでサイズの制限やご希望サイズを伺い、製作直前までデザインの修正をさせていただきました。
動きのある一枚板をよりカッコよく、美しく見せれる配置にしました、
端に配置する部分にもちょっとしたこだわりを詰めていきます。
元はこのように割れが入っていた部分をそのまま配置すると奥行き感が感じずらいので、
このように若干隙間を空けて上げます。
このようなデザインにすることにより、透明感のあるレジンの特徴を生かし、奥行感を出します。
このようなデザインになりました。
細かな配置はすべてわけがあるんです。
細かばことは省きますが、この一枚板の特徴やデザイン性、構造を考えこのような配置になりました。
現在は流し込みの直前まで作業完了しております。
ご希望の浅瀬の海をイメージしたsimodaブルーにて流し込んでいきます！
次はクラロ×darkⅢクリア のレジンテーブルを製作していきます。
こちらはオーダー品ではなく、私がどうしても作りたかったものを製作します。
今まで作りたくても時間が取れなかったですが、ようやく事案の合間に作業できました！
この２枚のクラロで製作していきます。
この荒々しいクラロです。
少し小さめだけれども、ご希望の多い、ｗ800×ｄ400ｍｍで製作していきます。
このような一枚板の動きを重要視したデザインです。
普通の丸い輪切りではなく、動きがかなり激しいので、カッコよさが格別です。
耳も凸凹ワイルド！
樹皮だらけですが、綺麗に研磨します。
カッコいい動きです。
このクラロにブラック系のレジンを流していきます。
RESIN SPACEでは透明感を残したブラックを３段階設けております。
クリア ブラックを混ぜていない完全な透明
darkクリア 透明感をより重視したブラック
darkⅡクリア 濃いブラックだが耳の動きや一枚板の動きが分かる程度
darkⅢクリア 耳の動きがかろうじで確認でき、一枚板のシルエットは確認できない
ブラック ほぼ透明感がない
RESIN SPACEの人気の高いカラーラインナップの色味を目で見えるように製作していきます。
dark系の非常にカッコイイレジンテーブルになりますよ！
こちらも随時ご紹介いたします！
気になる方はお気軽にお問合せ下さい。
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