本日はメープルレジンテーブルの納品事例のご紹介です。
今回の作品は都内在住の方が沖縄への引越し時に、レジンテーブルのオーダーをいただいた作品です。
お問い合わせをいただきましたが、忙しい方で静岡への倉庫見学は難しく、全てリモートでご提案・仕様決定させていただきました。
当初お客様のご希望はこの様なデザインでした。
濃い色の木にブルーのレジンのご希望!
いくつかデザイン案を提案させていただきました。
その中で気に入っていただいたデザインがこの2点!
クラロの異形リバー型のデザインです。
木の圧倒的な魅力を感じられるデザインです!
すでに他のお客様へご成約となってしまっている木なので、ご依頼はできませんが、こちらもっ良いデザインでした!
その中でお客様が気に入っていただいたのがこちらのデザイン!
中央に動きの良いクラロを配置したデザインです。
初めはダーク系のイメージでのご提案!
琥珀色も良いのでは?
とこの琥珀レジンのデザインイメージもご提案しています。
web上には載せられない制作もRESIN SPACEはメチャクチャ実施しています。
法人様相手の場合はweb公開できない場合がありますので、お客様が想像もしないような作品も実は多数製作しているんです!
過去の履歴からこの琥珀色もご提案させていただきました。
色々ご提案させていただいても、やはり一周回ってブルーが木になるとのことで、メープル一枚板でのデザインのご提案で、
ご希望に最適なデザインとなるとこのデザインに勝てるご提案はできずほぼこのデザインが中心のご提案となりました。
このデザインを気に入っていただき、下記カラーにてイメージを組んでいただきました。
この中で気に入っていただいたのは濃いブルーでのご希望!
当初より濃いめのブルーが好きとのことでしたので、基本的なクリアブルーとしながらも、若干濃いめに微調整するデザインにて進めさせていただきました。
この様な調整を経てのデザイン決定です。
何往復もしそうなやり取りですが、いくつかの案を同時に提案し、数回のメールと最後の仕様決定で最終デザインの調整をさせていただいたのみで、非常に円滑なやり取りをさせていただきました。
リモートではお客様ご自身で木を見れませんが、お客様のご希望を伺った私が絶対におすすめできるデザインでしかご提案はしません。
なので無理な場合は無理というつもりです!一度もそんなこと言ったことはありませんが・・・
お客様の理想のデザインのために、奇抜な一枚板は多数ありますので、最高のデザインをご提案できるよう、必死にご提案させていただきます!!
そんな経緯を経て制作に移っていきます。
こちらの一枚板にて制作進めていきます。
まずは高周波プレスから!
高周波プレスをかけることで、反りは落ち着き、虫のリスクも軽減、木材内部の水分の分布も均一化されます。
高周波プレスにかけたのち、一枚板加工進めていきます。
細かく木材の表情をご覧ください。
非常に荒々しく、こんな一枚板見たことありますか?
この耳から天板面にかかる表情はたまらなく美しいです。
これだけ荒々しい最高級の一枚板はもう日本には入ってこないかもしれません。
日本の経済事情、円安からこのクラスの木材は国内に入ってこないとのことです。
コロナ前に仕入れた最高の一枚板はまだまだ沢山RESIN SPACEは在庫にありますので、早めにご連絡ください。
そんな一枚板をしっかり平面出しをし、カット、デザインかくにん進めていきます。
良い配置です。
メインの一枚板とサブの一枚板を、木が最も美しく、レジン内に閉じ込めた時にレジンの輝きの中で美しくなるように、様々なことを考慮してデザインします。
事前にデザイン案は提出していますが、最終の微調整はかけさせていただきます。
このような木材の繋がりは上面・底面、どちらで厚み調整するかで変わりますので、厚み調整も全て仕上がりデザインに影響します。
一枚板の耳の汚れ落としも実施して、クリーンルームに移動します。
型枠制作し、木材配置。
その後にレジンの準備を実施します。
このブルーの演出は非常に難しいです。
様々な色を掛け合わせて、目指す色を演出していきます。
レジンの調整ごは流し込み実施していきます。
写真でわかる通り、目止めを実施せずにレジンを流しております。
目止めとは木の耳の部分へ事前にレジンを塗り硬化させることで木からの気泡を防ぐ方法です。
目止めすることで、木材をレジンで覆うので気泡は防げ仕上がりはきれいになりやすいですが、この方法は後々の木とレジンの剥離リスクが高くなります。
逆に目止めをしないことで剥離リスクは軽減できますが、気泡が入るリスクが非常に大きくなります、。
右をとるか左を取るか、RESIN SPACEでは木を見て気泡のリスクを考慮して判断しています。
レジンの流し込みをデザイナーのみの実施にすることで、レジン流し込みという難易度の高い経験やデータをデザイナーに集約しています。
だからこそ木それぞれに応じた対応を実施して、高い品質を確立しています。
流し込みはそのブランドの信念が窺える部分です。
硬化完了しました。
非常に良い色味です。
表面にレジンを塗り細かい節にもレジンを吸わせています。
完成まえにこっそり下りを覗ける瞬間です。
レジン硬化後はRESIN SPACEの製作チームが工程進めてくれ、この工程も製作チームが綺麗に完結してくれています。
この工程が終わった時、一人作業に残り最後の電気を消す瞬間、今まで大変だった作品の仕上がりが見えるこの瞬間、最高に幸せな時間です。
まだ完成には遠いですが、暗い中光るライトに照らされた作品はとても美しいです。
その後多くの工程を経て製作チームが完璧な仕上がりを実施してくれます。
塗装もRウレタン塗装という撥水性の高く、レジンの透明度を確保できる塗装を実施し完成です。
木の荒々しさを感じられる最高の作品!
木とレジンの表面の仕上がりもバッチリです。
日光が差し込むこの側面は、より光が集約しとても綺麗な色を見せてくれます。
私が演出したかった、最高のデザインです。
何も考えなければ、効率性を優先したら、ここの側面の美しさは演出しません。
デザイナーの考えのもと、この木を最大限に美しくデザインすることに本気なので、こういった部分も大切にしていきます。
側面も、中央のリバー状になっている部分も最高に美しいです。
木の残したかった部分もちゃんと残り、最高のキラキラが演出できました。
この部分はさらに木の魅力が閉じ込められました。
きの立体感と細かくキラキラした動きが格別です。
今回はお客様とリモートで打ち合わせさせていただき、側面の丸みを強く出させていただきました。
丸みの大きさはiphon15の丸みと同じ丸みです。
製作チームはそこも完璧に表現してくれています。
こちらの側面も最高にかっこいい。
側面の美しさの重要性が、この写真等ですごく感じるのではないですか?
写真以上に実際に見ると側面の美しさはとても重要なのを感じていただけると思います。
この後丁寧に梱包して納品させていただきました。
最高の作品ですが、何がいいってこのメープル一枚板が最高にかっこいいんですよ!
RESIN SPACEが実施したのはその魅力を爽やかに引き上げてあげただけ。
長年私の夢であった、このような荒々しい一枚板を作品にできるのは最高に幸せで、毎日が楽しいです。
最近はブルー系のオーダーが個人の方、法人の方ともに増えており、ブルー系やダーク系は私どもが得意とする作品なので、
過去の作品を見てオーダーいただけるのは非常に嬉しい限りです。
今回は沖縄県への納品で、完全リモートにて打ち合わせ・納品させていただきました。
遠方の方では静岡に来ることが大変ですが、デザイン案の提出・打ち合わせと納得できるご提案をさせていただきます。
デザイン修正も無制限に実施できますので、リモートでも一緒に真剣にあなたのレジンテーブル作らせていただきます。
常に進化するRESIN SPACEはどんどん良い作品を作ります!
熱量のあるブログ記事を書くのは大変で、更新頻度が落ち気味ですが、いつもめちゃくちゃ動いています!
気になる方はお気軽にお問いわせフォームまたはLINEにてお問い合わせください。