Loading...

海の様に美しいブルーのレジンテーブルの製作工程!!!

本日はポプラ×クリアブルーのレジンテーブルの製作風景のご紹介をさせていただきます。
海を模したブルーレジンはRESIN SPACEの代名詞!

サーフィン・ダイビングが趣味の、海好きのデザイナーのFujiwaraが美しい海をイメージしたこだわりのある色味で仕上げています。
正直この色味も私だけでは作り上げることが出来なかったんです。
ここまでブルーのご要望が多いとは思わず、お客様のご希望を叶えるために製作を続けこの色味が完成したんです。

このワイルドブルーも埼玉のラグビーチーム「ワイルドナイツ」様のチームカラーを再現りております。

この深みのあるブルーもお客様のイメージをカタチにしたもの。

この波のブルーもお客様と一緒に完成させたもの。

数多くのお客様のご希望がRESIN SPACEのモデルとなってきました。
皆様から毎回責任ある色の出し方を続けさせていただいたので、非常に高いレベルでの色味の調整スキルがつきました。
今ではどんな色味のブルーも、製作可能でお客様の製作したい海やブルーのイメージをレジンテーブルへと製作しております。

そのようなブルーのスキルを気に入って頂け、
クリアのブルーのレジンテーブルは全国でもダントツの納品数を数えます。
今回ご紹介のお客様もブルーのレジンの打ち合わせです。

このような荒々しいデザイン!
お客様の気に入って頂いた一枚板でデザインしたものです。

癖の強い一枚板でのデザインは常にデザイン出しも、トレーニングもしているので、一枚板を見ればその一枚板が美しく見えるデザインはすぐにイメージできます。
お客様にいきなりそれをやってもらうのは難しいので、大まかなデザインパターンをご提案し、気に入ったデザインパターンで詳細を調整させていただいております。

もちろん何も言わないで!
全て私がデザインします!というのも可能です。
お客様のご希望のデザインの進め方で打ち合わせさせていただきます。

そこから数か月後、製作を進めていきます。

まず見ていただきたいのがこのデザイン。

L字の一枚板をこの様な配置にするイメージ非常にいいです。
普通のセンスではこのデザインイメージできませんし、こんな形状の一枚板準備しておかないです。

「なんか一枚板が複雑なレジンテーブルがいいです。」
というお客様のご要望を叶えることができたデザインです。

製作進めカットしていきます。

これでもいいですが、これでは流れもないし、レジン比率が多すぎです。
他店でレジン比率を多く製作しているところがありますが、私は好きではありません。
木材の比率とレジンの絶妙なバランスがあり、そのバランスがとてもデザインにおいて重要です。

私とお客様と一緒に決めたデザインです。

メインの一枚板のカットした部分を配置します。
カットする前に、といいますかお客様とデザイン出ししている時に個々の合わせは最高!
ここをこうカットして、こう反転して、こうずらしてこんなラインのデザインがいいです!みたない御提案させていただきました。
奥様に「空間把握能力がハンパないですね!」と言っていただきました。

想定通りのシルエットになりました。
この写真で分かる通り、この一枚板は耳の浅い角度がすごくいい個性です。
お客様もこの長い耳の部分を気に入っていただきました。

この動きを大事に製作に移るのですが、この場合一枚板が厚く研磨しなければなりません。
天板上面の天板面に木材がくる部分が浮島の様になるかならないかでデザイン的に大きく異なります。
可能な限りこの一枚板の特長の天板面の浮島間を残すため、表面を削るのか、裏面を削るのか、確認していきながら丁寧に研磨進めます。

細かいバーツももちろん同様なのですが、真横から見ると分かりやすいです。
レジンを流した時に天板面にポツポツと浮島ができる様なデザインになります。
仮に上面をがっつり研磨したら、天板上面付近の表情は大きく潰れてしまいますよね。

厚みやレジンを流し込んだ後までしっかりイメージしながら木材加工していきます。

レジンの流し込みのクリアルームに持ってきました。
イイ感じの配置です。

キレイなブルーのレジンを流し込んでいきます。

流し込んでいる様子を、Instagramでは動画でご紹介しているので是非そちらもご覧ください。
最後にInstagramのリンクを張っておきます。

キレイな色彩のブルーで流し込み完了しています。

今回の一枚板の特長は完全に、耳ですね。
耳とブルーの演出が最大のポイントです。

この耳の部分をしっかりいい表情で仕上げる為、今回はレジンを普段より多めに入れて、天板面の動きを大事にします。

夜間の照明下での撮影ですが、綺麗な色で仕上がっております。

バッチリです。

この状態で今の季節は1週間程かけて硬化させます。
室温を上げれば時短になるのですが、ゆっくりゆっくり木にレジンを吸わせてあげます。
冬場は室温下げなくていいので、レジンの流し込みにはいいですね。

こんな感じで硬化しました。

抜ける部分のブルーと、耳の部分のブルーの差が溜まりません。
浅いところと深い部分とで色の雰囲気が違うのは、まるで海の様です。

実際に見ていただきたいです。すごくきれいですよ!
その後はレジンの表面は凸凹しているので研磨して平面を出します。

平面出しをすると、あらゆるところから木の風洞が出てきます。
空洞をそのままにするのは使い勝手が悪くなるので、必ず穴を埋めていきます。

この作業結構手間なんですよ!
塗った後2.3日は作業できなくなるので、多くのレジンテーブルを同時に製作しているRESIN SPACEの規模でこそやれる工程です。
またポプラって本来はすごく柔らかい木なんです。
そんなポプラの木の部分の硬度を上げることも同時にやっています。
他にも高度上げる対策実施していますが、そこは秘密で!

写真の使いまわしですが、表面に乗せたレジンを再度研磨します。
この作業で+3日でした!!

この絶妙な天板面に出た木の部分を見てください。
レジンの透明感が無いからより表面の部分に目が行きますが、このようなデザインは完成時のデザイン性は抜群です。
木工作業時に裏を削るか、表を削るかでここまでデザイン性が川てきます。
これがすべての木材部分であるとしつこいですが、部分的にこの様なデザインにするのは抜群にカッコよくなります。

木の部分も細かい部分にレジンが入り込み、使い勝手がだいぶ向上しています。
効率重視ではない、販売数重視ではない、お客様の使っててワクワクしていただける「満足度重視」だからこそ
時間を使ってでも良いモノを完成させていきます。

作業はあと少し!
RESIN SPACE研磨担当が頑張ってくれています。

さて次はポプラ×クリアブルーの洗面カウンター
リフォーム業者様からのご注文の商品です。

倉庫で即決していただいた変態的なポプラの製作を進めていきます。
この様な一枚板は皆様どう思います?
アリですか?なしですか?私は大ありだと思います!!

こんな荒々しいシルエットの一枚板なんて普通入手できないですよ!
むしろ入手しようとも思わないかもしれません。
こんな一枚板が大好きなデザイナーのFujiwara だからこそ、こんな一枚板を準備しているんです。
こういう一枚板も今までは捨てられてしまっていました。
レジンという樹脂と、それをハイクオリティーで製作できるからこそ、そのような木が捨てられずにレジンテーブルという「カタチ」に残すことができました。

自然界の木を大事に扱うことこそ私たちのミッションでもあります。

こんな木魅力だらけですよね!
このデザインの配置も適当そうに見えて計算つくされた配置何です。
向かって左側が手前側、考えるだけでもワクワクしますね。
今回は備え付けのカウンターなので手間と奥が確実に存在するもので、奥側を見ることがありません。
とことん手前側からの見た目を重要視したデザインにしております。

反対側は考えていないといっても、
奥側(上記写真左側)も、使用する側(上記写真右側)から見た時の見た目を考慮して配置決定しています。
またそれだけではなく、洗面カウンターなので取り付け部分も考慮しながらデザインしていく必要があります。

その点を踏まえて一枚板のデザイン出しをします。

この様な感じにデザイン決定しております。
この時点で長方形がイメージできますね。

角部分を裏から木ネジで固定するとのことで、側面寄りに木材を配置します。
構造面・固定する為・デザイン面とデメリットなく、様々な面をクリアしていきます。
すごくいい配置です。

側面から見ればそのカッコよさが分かります。
私が側面の美しさを意識する理由が、この写真から伝わるでしょうか?

自然界にしかない美しいシルエットを組み合わせており、木のシルエットをしっかり確認しながら製作進めています。
天板面ばかりが大事に思われがちですが、実際に使用するときにより目につくのは側面です。
そこもすごく重要視しながらデザインしているからこそ、完成時にこれは何かが違うと感じていただけるんです。

この部分は手前の側面に来る部分です。
水槽から中を見ているような印象になるよう、カットしております。

木材の耳を実際に見れるのはこれが最後です。

そこからレジンを流していきます。

この様な感じに流しました。

流し込み後は強力ライトでゴミが入ってないかしっかり確認していきます。
木から出る木粉はどうしても全くなしにはできませんが、目で見て分かるものは全て取り除いていきます。

積層時には、しっかり密着性を上げるために研磨してから流し込みです。
他の方の製作工程を見ると、耳をレジンで事前に塗り目止めをしている画像を多く見ますよね。
RESIN SPACEはやらないの?との声をたまに聴きますが、目止め作業は一長一短です。

目止めすれば気泡は出なくなりますが、一枚板が収縮した場合一枚板とレジンの接地面が剥離するリスクが上がります。
簡単に綺麗にすることができるのですが、数年後デメリットが発生する場合があるためRESIN SPACEでは目止めせず、レジンを木に思いっきり吸わせます。
気泡を止めるのが大変ですが、数年後も美しさを保つための私たちのこだわりです。

木の動きは私たちの想像を超える動きをします。
一枚板のプロとしてその力の強さを知っていますので適切な対応を取っていきます。

流し込み完了しました。
完璧な色設定で完了しています。

型枠から外すと光がより多く入り、見え方が確定します。
枠の中では光が入らず見え方が違うので、いつも枠を外すまでドキドキです。

その後荒研磨し、製作を進めていきます。

研磨を進めていきます。

この度は洗面カウンターですので、ボウルの水洗穴・蛇口の穴・水槽用の穴の3ヵ所の穴を加工していきます。

この様な感じで加工進めます。

レジンの穴加工はレジンが割れる可能性もあるのでいつも慎重に進めます。
一瞬の気のゆるみで割れてしまうためです。

穴加工もばっちり!塗装も完了させました。

セラウッド塗装です。
耐汚性や撥水性のある塗装です。

今の段階では艶消しですが、この感じもたまらなくカッコイイです。
ですがここから特殊な技法の研磨でレジンの透明感を上げていきます。

イイです。
倉庫前でなければよりいっそうカッコいいと思います。

この異様な木材もキモ美しいです!

裏から日光が当たるとよりきれいに!!
お客様は裏から照明当てるとのことで完成が楽しみすぎます。

普通のカウンターや、普通のテーブルでは物足りない!という方、
レジンテーブル・レジンカウンターはあなたの想像を超えてきますよ!

流し込みの様子などは下記リンクよりInstagramにてご確認ください。

RESIN SPACE Instagramを見る