Loading...

レジンテーブル製作の様子【クラロ×darkクリア】

本日はクラロウォールナット×darkクリアのレジンテーブルの倉庫ご提案から製作の様子をご紹介させていただきます。

過去にもご紹介させていただきましたが、クラロウォールナットをリモートご提案にてご購入いただいております。
そちらの様子は下記リンクにてご確認ください。
倉庫で決めるレジンテーブル「リモート編」 | レジンテーブル専門店 RESIN-SPACE

リモートと言っても写真撮影しPDFにてご提案させていただいたものになります。

このような様子のレジンテーブルご購入ただきました。

そこから製作に移っていきます。

耳の加工はどこよりも丁寧にワイルドに仕上げます。
RESIN SPACEで表現する【綺麗】とは研磨力のある工具でプルンと削ってきれいに仕上げることを言いません。

自然の生きた証や自然でしか作ることのできない動きをしっかり残してあげることを【綺麗】と言います。
人間に出せる動きなんて決して自然が作り出すカッコよさには勝てません。自然の動きを残すのは非常に手間がかかりますが、時間をたくさんかけて自然の力強さを残していきます。

その後、型枠に収めてレジンを流しこみます。

今回は両サイドにレジンを流し、側面は一枚板の耳風に仕上げていきます。
あくまでも主役は一枚板。
お客様ご希望のこのデザインにピッタリな一枚板をチョイスしております。

全体的なシルエットもしっかり動いてくれ、小さな動きの特徴や美しさがいたるところに詰まっております。
それでいて木目は非常にワイルド!

それを上品なレジンで包んでいきます。

レジンカラーはdarkクリア写真では暗く見えますが、とことんクリアに近い色味です。
クリアより上品に見せてくれ、濃い色味のクラロとの相性も抜群です。

色味でもいろいろ悩まれていましたが、しっかりご相談させていただき決定しました。

こういう部分がカッコよく仕上がるんです。

変わった動きもしっかり残してあげます。
流しこんだら時間をかけて硬化させます。

RESIN SPACEでは温度調整をし、時間をかけて硬化させますので、レジンが木の奥の奥まで入り込みます。
木が水を吸い上げる道管内にまでしっかり入りますので剥離リスクを非常に軽減します。

研磨依頼で研磨のみする場合があるのですが、他社のものを見ると危ないな~と思う場合が多々あります。
品質は目に見える部分だけではありません。
目に見えない部分の品質向上のためのこだわりが重要ですので、単に価格が安いからと飛びつくのは危険です。

50年後も美しいレジンテーブルを作るためのこだわりは絶対に負けません。

そうやって時間をかけて硬化させた天板がこちら。

同時にナラ×ワイルドブルーの天板と研磨の機械に通します。
ここまでの様子を動画にまとめましたので、ご覧ください。

大型の研磨の機械で粗削りした後の様子です。

このような様子に仕上がります。
荒い度合いの為にレジン部分の透明度もありません。
ここから研磨して透明度を上げていきたいところですが、RESIN SPACEではまだまだ研磨できません。

大型の機械で研磨することにより、隠れていた空洞が出てきます。

レジンが入り込まなかった部分が出てきます。

このような部分は使用していると必ずストレスになる部分なのでしっかり追いレジンしていきます。

1回流しては数日おいて、削ってはまだ残っている部分に再度追いレジンして数日おいて・・・・・

ここの時間が意外とかかるんです。
ワイルドな一枚板こそ多い部分ですのでしっかり時間をかけます。
常に同時に複数製作しているからできる、贅沢な時間のかけ方です。

この時間が使う上でのストレスがなくなります。
「そんな面倒なことするなら、レジンで完全にコーティングしちゃえばいいじゃん!」

と思う方もいるかと思います。
確かにそのようなものを製作している店舗もあります。
ですが、私はそういったレジンテーブルはあまり作りたくはありません。

私は木を感じてもらいたい。
レジンの美しさを足しながらも、木を触ると暖かいそういったレジンテーブるが作りたいんです。
さらに全面レジンは傷が全面つくリスクがありますが、木に触れられるオイル塗装では木の部分のキズを綺麗にするメンテナンスができるのも利点です。

いろいろ仕上げによるメリットデメリットありますので、倉庫見学時にお気軽にお問合せ下さい。

さて時間をかけて細かな穴もなくなりました。

かなりいい雰囲気です。
そこから耳の形成をしていきます。

大枠のシルエットを出して

削ってラインを出していきます。
この時にも一枚板のシルエットを考慮しながらラインをデザインしていきます。

この作業時も一枚板の動きを重要視します。

ここからはあとは研磨を更に重ねて透明度を上げていきます。
もうすでにほぼ完成していますので、また今度完了時の写真をご紹介します。

年始の休み明けから毎日レジンテーブルの作業に追われております。
自分のセンスがそのまま形になるレジンテーブルをこれだけ製作できるのは本当に幸せです。

これだけの製作・納品数こなしている店舗はほとんどないと思いますので、製作件数だけでも多くのお客様に信頼していただけるのが分かるかと思います。

ご購入いただいた、すべてのお客様に信頼いただけるレジンテーブル専門店となるべく、日々精進してまいります。

今月はかなり忙しいですが、ここからガンガン頑張っていきます。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。

よろしくお願いいたします。