本日は倉庫見学にてレジンテーブルご購入いただき、製作進めておりますので、ご紹介いたします。
本日ご紹介のレジンテーブルは、先日ブログにアップしたこちらのクラロウォールナット!
こちらのワクワクが止まらない一枚板を使用し、レジンテーブルの完成品としてWEBで出品する用に製作を進めておりました。
デザイン性を意識し、国内ではどこにもない、私がカッコイイと思うデザインで配置しました。
耳も木目も非常にカッコイイ、こんなクラロに出会えたことにただただ感謝しかありません。
非常に荒々しく、大きな節や割れもいたるところに入っており、通常の一枚板テーブルとしては使用困難なほど個性があるクラロです。
このような荒々しい一枚板も、そのままレジンを流せばよいわけではありません。
汚れはしっかり取り除き、樹皮は取り、弱くなっている部分も使用時に影響あるものは削り、影響ない部分はこの一枚板の個性としてしっかり残してあげられるよう仕上げます。
多くの製作経験があるから、この一枚板の個性を一番引き出してあげることができるのです。
このように荒くて、埃だらけの耳も、
綺麗に仕上げます。また、型枠に収まるようカットもしていきます。
ラインも非常にセンスが出ます。
動きのある部分を完成時の側面に持ってくると断面にも動きが出てくれて、非常にカッコイイです。
また、側面は天板面・側面から光が入るため、より動きが見えやすくなるためそこを意識して耳の動きの残し方を決めていきます。
どうです?このラインでくぼんでいるところ節にレジンが入ったところを想像してみてください。非常に美しいラインです。
大きな節の穴があるがギリギリ木材が残っている。
レジン硬化後は若干カットが入るので、カット後にカッコよく見えるようにライン調整しているんです。
天板面から側面にかけての一枚板とレジンの動きを美しく見えるようにしています。
お客様にデザインしていただいた場合でも、若干のデザイン微調節させていただいているのはこのためです。
側面の少しの移動で、少しのデザインに差が出ます。
その少しの積み重ねで大きなデザイン差が出ることは分かっているので、一つ一つ意識しラインを決めていきます。
w1550×d850mmと非常に人気のあるサイズ感かつ、この一枚板の魅力が一番伝えられるサイズ感にしました。
綺麗に配置ができ、レジンの流し込みを完全なブラックか若干の透明感を残したブラックのどちらにしようか悩みながら日々の製作に追われているところ・・・・・・
お客様からのお問い合わせが入りました。
w1500×800mmの濃い色味の一枚板×色を入れたレジン又は明るい栃でのクリアレジンでのレジンテーブルのお問合せでした。
正にこの子がぴったりでした。
濃い色味でのご希望の場合、これ以上のレジンテーブルは他店では決して提案できないと思い、流し込みを中止しお客様にご提案いたしました。
倉庫見学当日お客様といろいろお話させていただきました。
レジンテーブルを気に入って頂き、都内で何店舗かみて白い一枚板にクリアなレジンを合わせたレジンテーブルを多く見て気に入ったそうで、でもどこか他店では納得できず購入に踏み切れなかったそうです。
「どこもクリア押しだったので無難にクリアですかね?」
「ブラック系のレジンはきれいに仕上がらないしダイニングに合わないんですよね?」
私共のレジンテーブルをご覧いただくと・・
「すごくきれい・・」
「他と何か違いますね」
私共の完成サンプルを見ていただき、気に入って頂いた様子ですが、明るい一枚板でのご提案は少し違う様子。
事前にデザインしたクラロや在庫のクラロをご覧いただいたらお客様の目が輝きました。
「これはすごいですね!」
私がイメージしているレジンの色味や完成イメージをお伝えしました。
「これに黒のレジンを合わせるんですか?」
「このクラロだったらクリアより若干ブラックを入れてあげるとよりかっこいいですよ!」
そんな話をしながら、他にもある在庫のクラロで製作可能な他のデザインイメージもご提案させていただきました。
「すごい一枚板ですね。デザインもすごいです」
「いや、でもあれがいいです。」
とおっしゃっていただき、事前に製作していた一枚板をご購入いただきました。
サンプルを見ながら色味をご指定いただき、透明感を確保しながらも濃い色のブラックでご注文頂きました。
このクラロを見ていただいてからお客様はすごく目が輝き、「すごい!すごい!」ととても楽しくワクワクする打ち合わせでした。
その後、ご指定の色味のレジンを調節し、レジンを流しこみ完了しております。
流しこみまでの様子を動画にまとめたのでご覧ください。
事前に製作したサイズからご購入いただいたサイズは異なり型枠もサイズ変更しております。
そうなると全体的にデザインを修正します。
サイドをカットをし、配置しました。するとこの2枚の隙間が15mm狭くなる想定です。
ですが、実際に15mm狭くなるとイメージの間隔と全然違う。
微調節し5mm狭くなるのみにしました。
この10mmの調節でデザインも意外と変わります。
写真では分かりずらいですが、実際に見ると大きな違いです。
これは私のセンスなので、より良いデザインはまだあるのかもしれませんが、私のセンスで微調節させていただきました。
レジンの色味も、ばっちりです。
流し込み完了した様子を見ながら
「これだよ!これが作りたかったんだよ!カッコいい・・・」
そう思いました。
いろいろ魅力的なレジンテーブル製作させていただいているのですが、濃い色味好きの私のセンスにもマッチしています。
ブラック系のレジンの色味の調整は簡単なようで難しいんです。
少しでも透明感が強いとブラックを気に入って頂いたお客様のイメージと異なる。
少しでもブラックが濃すぎると、このクラロの動きをつぶしてしまう。
透明感を残しつつ濃いめのブラックに仕上がり、イメージ通りに流し込み出来ています。
この度の倉庫見学の打ち合わせ中や、打ち合わせの後にお客様からいろいろ嬉しいお話頂きましたのでご紹介させていただきます。
旦那さま
「私たち都内で何店舗か検討したのですが、どこか購入に踏み切れなかったんです。
クリアが比較的多く、何層も積層して製作していてクリアしかできなかったり、色を入れられてもサンプルの色と完成品のレジンの色が異なり、なぜか聞いても「サンプルと完成品は違うんですよ~」だけの回答でした。
デザインも中央に一枚板を置くものか、両サイドで川のようになっているかでした。
多くをみてきて、こちらでもクリアを進められたらクリアにして、無難な感じにする予定でした。
ですが、藤原さんは全然違いました。
なぜサンプルと完成品の色味が異なるのか、なぜクリアが多いのか、なぜ中央に一枚板を配置するのが多いのかの説明が本当に的確でした。
営業の方からは聞けない、実際に製作する方にしか答えられない回答に驚きました。
そこに来てこのクラロウォールナットのデザインには驚きました。
こんな躍動感のある動きで配置され、こだわりの詰まったデザイン見たことありません。
なんでこの配置に行き着いたのか不思議でしょうがないです。
レジンの色も黒はダイニングに向かないと思っていましたが、黒は単色に見えて色の濃さで全然違う見え方をして、あのクラロに黒を持ってくる藤原さんのセンスに脱帽でした。
クラロウォールナットのダイナミックな力強さ様々な表情やデザイン性を教えていただき、これに決めることができました。
特に妻のツボにはまったみたいです。」
奥さま
「この配置すごいですね。とても衝撃的なデザインです。
デザインだけでなく、色の指定もでき、更に色の濃さ・透明感の指定もできるなんて他ではなかったですよ。
やっぱり実際に製作する方とお話できて、細かく指定できるのはとてもいいですね。
サンプルのクオリティーもとても高かったので、安心してお任せできます。
藤原さんの発する言葉からすごくデザインに関するこだわりやセンスを感じるのですが、前職はデザイナーとかやっていたんですか?
ワクワクしながら楽しみに待っています。
ブログにご紹介いただけましたら、これ私たちのテーブルなんだよと友人に自慢させてもらいますね。」
とてもうれしいお話いただけました。
サンプルとして製作する予定のものを、レジン流し込みの前にご購入いただけるなんてこんなに嬉しいことはありません。
サンプルとしては完全なブラックか、透明感強めのブラックかで悩んでいるところを、濃い色の透明感残したブラックにご指定いただき、S様のセンスと私のセンスの融合したデザイン性の高いレジンテーブルを製作でき、非常にワクワクしております。
順次製作続けていきご紹介させていただきます。
今回ご紹介させていただいたクラロの兄弟で、次のデザインとしてはこちらを考えております。
予定がいっぱいで、サンプルとしての製作を進められそうにないですが、気になる方はお問合せお願いします。
ガンガンかっこいいレジンテーブル製作していきます。
よろしくお願いいたします。
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