家族で作り上げた世界に一つのOceanレジンテーブル!
本日ご紹介のOceanレジンテーブルの納品写真はこちら!

ご家族皆様で倉庫見学から製作、納品までを楽しんでいただきました。
そのお客様とRESIN SPACEで作り上げた軌跡をご紹介します!
倉庫見学で出会った理想の一枚板
倉庫見学いただいたのは約半年前のことでした。
RESIN SPACEのOceanモデルを気に入っていただいたとのことで、倉庫見学いただく数か月前よりお問い合わせいただいており、
旅行を兼ねて倉庫見学に来ていただきました。
ご希望内容はポプラを使用したレジンテーブルを探して倉庫見学いただきました。
事前にポプラを多数準備してお客様をお待ちしました。


ワイルドな側面の動きが強いポプラを中心に複数枚ご覧いただきました。
写真に写っているようなリアス式海岸を演出するにふさわしいポプラをRESIN SPACEでは多数ストップしています。


このような一枚板として高い価値のあるSランクの一枚板を多数ストックしています。
お客様にも多くのポプラをご覧いただきました。
ですがこだわりがあり、理想のポプラで制作したいというイメージがしっかり確立していましたので、これらのポプラでも理想には届かなかったそうです。
さらに倉庫全体を一緒にご覧いただきましたその中で立てかかっていた一枚を気に入っていただき横にして詳細をチェック。


こちらの最上級のポプラを見た瞬間お客様の目が輝きました。
波を演出するポプラには側面の凸凹が大きな魅力の演出につながります。
実際の断崖絶壁にあるプライベートビーチなどはこのような複雑なデコボコの動きをしており、本物の自然にあるような動きを演出できる木材で制作することはすごく魅力的な作品につながります。
このポプラの魅力、おおよそのデザインイメージ、金額をお伝えし、ご家族での打ち合わせ後ご依頼いただきました。

ご依頼後は細かな波の演出を打ち合わせします。

波のサンプルを見て頂きながら、どこに砂を入れていくのか、どこに波を入れていくのか、お客様では判断しずらい部分ですので、
私が率先してデザインアドバイスを進めさせていただきます。
その中でも、重要な池の様な部分は浅瀬のエメラルドグリーンなのか、ブルーなのかを指定いただいたり、
波の密度などをご指定いただきました。

波の入れ方など、お子さんにも楽しんでいただきながらデザインを一緒に打ち合わせしました。
自分たちが決めたテーブルが完成され納品する姿を想像するとワクワクが止まりませんね。
また今回はなみに蓄光を入れ消灯した時に波がうっすら光るような仕様でのご希望でした。
蓄光での演出は可能なのですが、波を蓄光での演出経験がなかった為、オーダーいただいてから研究作業がはじまりました。
蓄光の波を研究してからの製作工程
蓄光の波の研究は想像を超える難易度の高いものでした。
蓄光材は粉の要なものと、石の様な塊があり、どちらも良い演出をしてくれます。

ネットで購入するも送られてくるのはどれも〇国製で、どこか蓄光が弱い印象。
外国の塗料メーカーの蓄光材は非常に強い発光があり、その旨もお客様にお伝えさせていただき、更にテストを続けます。

波が光ると神秘的ですよね?

ですが、蓄光材を十分量入れると波の演出が普段の自然な波と全く異なるデザインになります。
実はOceanレジンテーブルで演出するこの波も実はレジンで、線上にしたレジンをヒートガンで伸ばして波の演出をしております。
そこに蓄光粉を入れるのですが、粉を入れることで仕上がる波の演出が全く異なりました。

実際にサイドテーブルに実施してみても、2層とも異なる演出でなにかが違う。
ですが早めにお客様にご提案とのことで写真提出しましたが、やはり私と同じくちょっと違うかなという感想とのことで、そこから更に研究を進めました。

そこからは蓄光材を0.1g単位でテスト!
0gでは良い状態であり、3gではコントロールしずらい波となる。
0.1g単位で蓄光材の調整、室温もそれぞれ1度単位で調整、波演出時間も重要時間を探るべく10の異なる時間でテスト。
様々なパターンでテストし、答えを見つけ続けました。
蓄光材を使用すると波の粘度が上がり可能な限りレジンが柔らかい状態で作業したいが、早めの作業では波演出後に波が崩れてしまう。
かといって遅いとコントロールが効かなくなる。
ギリギリを攻め、最大限蓄光材を入れられる。かつ、通常通りきれいな波を演出できるところを見つけ、再度お客様に確認とらせていただき、了承をいただいたのちに製作開始します。

まずは一枚板の全体を確認していきます。

最高に美しい一枚板をどのように演出進めるのが良いのか工程を算段していきます。
また一枚板は乾燥工程でかならず反りが発生しますので、その反りも取り除いてあげます。

平面出し完了後の一枚板はとてもきれいです。

平面出しすることで見えてくる様々な魅力をシッカリと確認してあげ、一枚板の側面などすべてきれいに整えて流し込みの準備に移ります。

クリーンルームで砂を入れ、工程を進めていきます。
砂を入れる作品は皆様が思う以上に多くの工程を必要とします。
その一つ一つを確実に進めながら作品を確実に進めていきます。

Oceanレジンテーブルでは海を演出するため、海のグラデーションをかける必要があります。
グラデーションしなければ海の魅力を演出することはできない為RESIN SPACEのOceanモデルでは確実に実施します。
1cmほどでブルーの演出をする為、少しの厚みの違い・色の違いでブルーの演出が変わるため、いつも事前にローテーブルを製作します。

失敗することはないのですが、難易度の高い作品の場合、心配性の私はお客様の作品前に小型作品を製作します。
完成品作品も比較的早めに売約されてしまう為、このような作品もどんどん製作していきます。

グラデーションは時間管理が重要ですが、多くの経験がある私では、時間変化による演出方法はすべて頭に入っていますので、どんな演出でも可能です!

グラデーションの状態も完璧です。





裏にコンパネの茶色があると、濃く見えますが、背景が白や床の色ですと透き通ったきれいなブルーになります。

テストで実施した結果をもとに、0.1g単位、室温1度レベル、時間は5分単位でコントロールして製作進めます。

天板の角度調整で演出を変えるため、片側1列実施するのに1日かかってしまいます。
多くを並行して製作するためこの工程が可能ですが、とても時間のかかる作業です。

ですが徹底しての作業をしましたので、波の演出は完璧です!
メインの2列演出も自然な波、かつ作品として魅力あるラインで演出しました。

入り江に打ち寄せる波。
サーフィンで大会まわりしていた過去の経験と、海好きな性格がここで発揮されるなんて
20代前半の私には想像もできませんでした。

2列の部分はインパクトが大きくなり

魅力を感じやすいですが、すべてこの2列ですとしつこい印象になるので、全体のバランスを見て倉庫時にライン決めしています。
実際に演出して足りない部分は追加で演出のお任せはいただいているので、こまかな魅力を追加で演出かけています。

全体のライン、バランス完璧に仕上がりましたのでレジンの流し込みに移ります。

このレジンもクリアを使用するデザインですので、PREMIUMクリアレジンモデルのレジンを使用しています。

丁寧に流し込み続けます。

波の層もレジンであり、レジン層が追加されることで生じるデメリットがありますが、それもすべて対策済みです。

細かな魅力、大きな魅力、デメリットの抑制、この流し込みにすべて詰まっております。
ただやりたい演出をして、製作するだけではありません。
木の知識・レジンの知識、すべての知識経験があって初めて完璧な作品となりますので、製作会社によってクオリティーに差がつくのは当然です。

今回は同時にもう一枚の作品も製作していますので、そちらも後日ご紹介します。
レジンの硬化も完了し、研磨作業に進みます。

大型のプレナー・サンダーに通して、機械による完璧な平面を出していきます。

お客様との仕様には若干の幅をいただいているので、可能な限り厚く製作できる様平面出ししていきます。

レジンは刃物を入れると割れるリスクもありますので、少しずつ少しづつ研磨進めます。

荒いサンダーもかけ、平面だしが完了しました。

木材の表面だけ現れましたがすごく美しい表面の動きです。
この動きで製材してくれた方にも感謝しかありません。
その後製作チームにより丁寧に研磨を進めてくれ仕上げていきます。

研磨にも非常に多くの時間をかけてようやく完成した作品がこちら!

爽やかなブルーと、全体的に杢が入ったきれいな一枚板が最高です。


波の演出も、ブルーのグラデーションも理想通りの完成となりました。
この一つ一つが難易度の高い作業なんです。
それをすべて理想通り、完璧に完了しました。








木の魅力も、海の爽やかさも、波のアート性もすべてが最高です!

裏から見た海も幻想的ですね。

天板裏はすっきりと仕上がり、どこから見てもデザイン性高く仕上がっております。


夜間も優しい発光になりますが、消灯後の魅力が良いですね。
この作品を岐阜県のお客様の元へ納品に行きます。
納品時のうれしい感想!
岐阜県岐阜市のお客様の元へお届けに伺いました。
ナチュラルな空間に爽やかな海のあるレジンテーブルをお届けし、うれしいご感想もいただけましたのでご紹介させていただきます。








〈S様〉
本日は誠にありがとうございました。
何気なく見ていたInstagramからレジンテーブルを知って、今までは荒すぎて使えなかった一枚板を使用して作品を作れるレジンテーブルに惹かれ、自然を大切にしながらよりきれいに自然をデザインするレジンテーブルに惹かれました。
その中で見たRESIN SPACEさんのOceanデザインが本当に良いなと思たのですが、岐阜からですと遠方でためらっていたのですが、
家族旅行を兼ねて静岡県の倉庫へ伺いました。
倉庫見学では一枚板が多すぎて見きれないほどの量でしたがFujiwaraさんがオススメを出していてくれて円滑に検討できました。
そのオススメに出ていなかったですが、立っている木を見て求めていた木に出会ってしまいました。
動きも複雑で、穴がいろいろなところにあり、私たちの理想の木でした。
当日で決める気はなかったのですが、その場で依頼させていただきました。
私の希望の蓄光をお願いを快く受け入れてくれ理想をカタチにできることに心躍りました。
その後のFujiwaraさんの動きに非常に感動したのですが、
蓄光の経験がないとのことで多数の蓄光をテストいただき、その結果を随時報告いただきました。
「この波の状況でプツプツの演出が悪いので、もう少し数値の検証します。」や
「良いメーカーの蓄光材見つけたのでそちらで追加テストします。」など購入が確定しているにも関わらずここまで私たちの理想を求めて時間をかけて改善してくれ、連絡をくれ、正直【そんな人いない】と感心し本物の職人なんだなと思いました。
作品は完璧で120点です!
池の様なくぼみの部分も綺麗なレジンで、蓄光の波・入り江の部分に自然に打ち寄せる波、すべてがやりすぎず大人しすぎず、グラデーションも美しく、どこに座っても飽きない楽しみがあります。
今回のレジンテーブル購入はとても楽しく、過程も、納品された作品も何もかもが素晴らしく、最高の購入体験でした。
この度は本当にありがとうございました。
この度は誠にありがとうございました。
難易度の高いご依頼をいただけ、今後に生きる蓄光という技術の経験値を上がることができ、また私自身研究・テストする能力が大きく向上したのを感じます。
素敵なご家族と楽しくオーダー・設置作業させていただき本当に私自身も楽しいご依頼をいただき、楽しい作業を誠にありがとうございました。
このようにRESIN SPACEは難易度の高い海を演出するOceanレジンテーブルでさえも、お客様のオーダーでのご依頼を受け付けております。
自然の荒々しい一枚板の在庫数千枚 × 500枚以上を製作してきたデザイナーとの倉庫でのオーダー × レジンで海を高いレベルで演出する技術
これができるのは世界中でもRESIN SPACEのみです。
あなた他のご希望を静岡県の倉庫でオーダーしてみませんか?
北海道・九州・沖縄からも倉庫見学に来ていただいていますので、移動に手間がかかりますが、是非お越しいただければ幸いです。
倉庫見学の可能日程の確認は下記カレンダーから可能ですので、まずは倉庫見学できる日程が合うかスケジュールをご確認ください。


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