本日は楕円レジンテーブルの倉庫見学から納品までのご紹介をさせていただきます。
本日ご紹介の作品はこちら!

最高に美しいレジンテーブルの作品、どんな流れでここまでたどり着いたのか、
その軌跡をお伝えさせていただきます。
オーナー様は建設会社の社長様。新オフィス建設に伴い、担当デザイナー様と共にレジンテーブルを検討しにきていただきました。
会議室のコンセプトやデザインをお聞きし、デザインを打ち合わせ。
ご希望の楕円デザインにて木材を剪定していきました。

dark系の色味がご希望とのことで、楕円を製作できる様々な濃い色の一枚板をご提案。

クラロウォールナットや神代欅など良いデザインで多数ご提案させていただきました。

最終の2案に上がったのがこちらの神代杉デザイン。
地中に埋もれ数千年このような形状を保ってくれている貴重な材です。

こちらのデザインと、最終的に決定いただいたクラロウォールナットのデザインどちらも気に入っていただき、
どちらが良い?とのっ質問をお客様にいただきました。

どちらも甲乙つけ難いデザインであり、神代杉もすごく良いのですが、伺った空間のイメージから私はクラロウォールナットをお勧めさせていただきました。
やはり外洋材であり、シックな楕円の作品には最高にマッチする木材で、またご希望の楕円・サイズにした場合最高の見せ方ができる。
それ以外にもいくつかのポイントを考慮するとこちらのお勧めとなりました。

オーナー様・デザイナー様共に納得いただき、こちらの楕円デザインにてその場でご成約いただきました。


1枚の一枚板を分割し、ほとんどロスなく製作となります。
最終段階でサイズの変更を伺い、様々な調整をしながら最終デザインを打ち合わせします。
ご提案の段階から
・脚の取り付けを考慮したご提案を実施
・1枚の一枚板からできる最適なデザインをイメージ
・側面の見え方、一枚板の個性や魅力を最大限に発揮する木材配置を決定
・お客様の事務所の空間をイメージした最適な一枚板の判断
と倉庫でオーダーといっても上記の様なことを、お客様から要望を伺った瞬間に並行して様々な要素を考慮してデザイン案をご提案します。

この様なその場でのデザイン出しは普通は難しいと思いますが、私はこの作業が非常に好きです!
お客様と同じ目線で毎回ワクワクしながらデザイン出しをして、一枚板好きだからこそ提案できるデザインを喜んでいただけるこの時間が大好きです。
最近はレジンが流行り始めているからと参入する個人や会社が多いですが、作品を見ればその人たちが一枚板好きなのかどうかが分かりますよね!
木に対してそっけないデザインをしたり、その魅力を理解してあげられないデザイン。
ましてや命ある一枚板を平気で踏むなど、私からしたら考えられません。どうしても踏まなければいけない場合は桟をおいて上りますし、「ごめんね」と心で言いながら上ります。
一枚板に対しての愛があるからこそ、そいつの個性を最大限に生かしてあげたいと思いますし、その魅力をお客様に届けたいと思うんです。
今回の一枚板は一見シンプル寄りの一枚板に見えますが、楕円としてデザインした場合、最高の側面のラインが出ます。

このラインは楕円だからこそ見せることができますし、通常の長方形では魅力を十分に生かしきれない中、楕円ではこの耳のボコボコ感を最大限に演出できます。
また楕円という特殊な形状であるため、一枚板自体は動きがあすぎてもラインも動きもゴチャゴチャするので一枚板は動きつつも大人しめのちょうど良い感じが完成時のスッキリした上質な高級感に繋がります。
そうやってご依頼いただいたこの作品はほとんどロスなく一枚板を最大限に使用できました。

少しだけ残ったこの部分も一才無駄がないように、サイドテーブルのご成約も合わせていただきました。
木を大事に扱う気持ちをお客様にご理解いただけ、本当に嬉しいですね。
オーダーいただいてから納期に合わせて製作開始していきます。
今回お客様にオーダーいただいたのはこちらのクロス脚です!

過去に制作した楕円作品でもこの脚を採用させていただき、非常に評価が高かった作品です。その作品での脚を今回も指定いただきましたが、この脚は最高にかっこいいです。
デザイナーズ家具風ですが、木材を使用したレジンテーブルにも相性抜群です。
RESIN SPACEではお客様のオーダーいただいたサイズに応じてこの様な複雑な脚も個別にオーダーしております。
長さ・幅・高さと5mm単位で指定でき、お客様の使用する椅子に応じて高さを調整します。
提携している鉄工所様にはいつも本当に助けていただいており、常に新たなデザインにチャレンジし続けております。
このクロス脚は複雑な組み方をしますので、長さや幅が変わると取り付け位置も大きく変わります。
そのため事前に脚を発注し、その取り付け位置を事前に確定してから制作開始します。

楕円のシルエット、木材ラインの最終調整を実施。

RESIN SPACE製作チームとは別動で、代表デザイナーの私は木材の木取りです。
製作チームは奥の大型作品を進めてくれていました!


今回の作品はほとんどロスがなかったため、カットに余白がなく、絶対にミスのできない木工加工が続きました。
カット後にちょっと想定と違ったな!は許されないため、徹底したデザイン確認、mm単位の調整を事前にがっちり組みカットします。

カット後はこのように完璧なラインで完了しています。
その後はクリーンルームへ移動し流し込みの準備です。
こう見ると、代表デザイナーである私がほとんど作業しているかに見えますが、木工加工やレジンの研磨等は完全に製作チームが実施してくれています。
チームで協力し全体を回しているため、これだけの製作数をこなすことができております。

クリーンルームは常に掃除をし、かつテーブル内には一才埃が入らないような工夫をしております。
基本的に白いアクリル板上で普段は流し込みしますが、今回は変わった形状であるため木枠での型枠です。

この様な側面の変化がレジンテーブルの美しさの秘訣です。

この側面のラインに多くの変化を持たせることができているこのデザインは素晴らしいです。

楕円という形状を美しい脚で、その形状に最適な木材配置。

きの魅力も最大限に活かせるこのデザイン。

倉庫見学でお客様の要望をお聞きし、サイズを伺ってから即座に決めているデザインなのにこのデザインの秀逸性は序が持参せずにはいられません。
この木の魅力を最大限に活かすことができているこの配置は最高にかっこいいです。
その後は木材が浮かばない様に固定して、レジンを流し込んでいきます。

丁寧に調整したdark IIクリアのレジンを流し込みます。
このレジンの色もこだわっており、床の色に応じてレジン部分の見え方が異なりますので、お客様には床の色味を教えていただきます。
その色に応じてレジンの色を微調整してサンプルの見え方同様のレジンの色に調整します。
シックなdark感を認識しつつ、黒い一枚板の木目を感じるレジンの調整は意外と難しいんです。
ちょっとした差で木材の表情は潰れるし、ちょっとした差でdark感を感じない色にもなります。

細かく調整をしたレジンを丁寧に流し込んでいきます。

優しくも大胆に、大量のレジンの流し込みは意外と時間を要する作業になります。
レジン流し込み完了は時間をかけて硬化させます。
おおよそ2週間ほどかけて硬化させ、次の作業に進みます。

レジン天板を木工加工場のプレナーサンダーという平面を出す機械に通します。

完璧な平面を出すことで仕上がりのクオリティーを一段階引き上げます。

高速回転するカンナのような刃物で研磨しますので、すごくゆっくり研磨します。
早すぎる作業はレジンの割れにつながりますので、丁寧に丁寧にです。

レジンは必ず硬化時に収縮します。
この写真で側面部分の面が下がっているのを確認できますが、硬化時の温度管理を徹底できていないとこの収縮が強くでます。
そうすることで全体の厚みも薄くなる為、レジンのオーダーは決して容易ではありません。

今回の作品は温度管理はバッチリでしたが、一枚板の厚みとしてギリギリでしたので、若干刃物が当たっていない部分がありましたが後の研磨で容易に消える研磨残りです。
レジン作業の安定的なベースの部分があるからこそ、より作品のデザイン直結する部分は攻めた製作をします。
その後はRESIN SPACE製作チームにて研磨してもらいます。

レジン テーブル研磨完了後、事前に準備していたこのクロス脚を取り付けしていきます。
それにしてもこのクロス脚のフォルムの美しさは抜群にかっこいいです。デザイナーズ家具にも採用されそうなこの美しい形状をレジン テーブルに合わせていきます。
レジン部分に取り付け位置がかかるとレジンが白く濁るため 一気にチープになります。そのためRESIN SPACEでは脚の取り付けは必ず木材部分に実施します。そうすることで作品の美しさがより引き立つ 引き立つようになります

倉庫で最終確認です。
全員子のカッコよさに驚きました。倉庫内でこのカッコよさなので納品時を創造するとワクワクです。




すべてが完璧です。
最終チェックも完了し、お客様の元へとお届けします。
今回は山梨県のお客様の元へとお届けします。
最高の作品を天板・鉄脚セットでご覧いただき、デザイナー様がチョイスいただいた最高に相性の良い椅子にも注目してご覧ください。
また納品ごお客さまよりうれしいご感想もいただいておりますのでご紹介させていただきます。









〈I様・W様〉
本日は納品から設置までありがとうございました。
オーナー様とデザイナーでの打ち合わせ時にレジンテーブルいいねという話になり、様々なサイトを確認させていただきました。その中で圧倒的にデザイン面が特に素晴らしく、webでの詳しくレジンテーブルの説明も丁寧。
特にFujiwaraさんの文章が「熱いな!」という印象も強くいいな!と思いました。
また車で行ける距離とのことで倉庫見学させていただきました。
倉庫でのオーダーは楽しくオーダーさせていただき、Fujiwaraさんの素晴らしいデザインを提案いただき助かりました。
倉庫見学でFujiwaraさんは細かくレジンテーブルの詳細を説明していただき、また木材も本当に多く見せていただき、複雑な過程など理解することができ、高価な価格に納得してご依頼することができました。
オーダー後は本当にオーダー通りに来るのかな?という不安もありましたが納品された作品を見て不要な心配だったとすぐに感じるほど素晴らしい作品でした。
作品は本当にイメージ通りで、クオリティーや木材の見せ方も非常に素晴らしいです。
RESIN SPACEさんでオーダーの後に、新宿などで他店おレジンテーブルを見ましたが、このデザインでこの価格なんだ!と感じました。価格としての差はほぼないものの、デザイン面や仕上がりでRESIN SPACEさんが圧倒的に優れているため、高価ではありますが価値を考えれば安いですよ!
このテーブルが入って一気に高級感が増して、社長の私も事務所にいるのがソワソワしてしまいますね。
一気に会社の格が上がったようで、本当にありがとうございます。
今回この楕円、クロスの脚に対して最適な椅子をチョイスしました!
クロス脚のフォルムにあった椅子の脚部分、背面もレジンの木に合わせた色で素敵ですよね!?
この横からの見え方素晴らしいですね!
この度は様々なアドバイスありがとうございました。
デザイナーとしてレジンテーブルの取り扱いが始めてでしたが、初めてがRESIN SPACEさんで本当に良かったと思います。また何かありましたらご相談させていただきます。
引き続きよろしくお願いします。
この度は、倉庫見学から納品まで本当にありがとうございました。
非常に素晴らしい作品となり、今後のお客様のデザインの参考にもなる非常に有意義な製作でした。
オーナー様・デザイナー様のセンスが素晴らしく、テーブルとしてのオーダーも、椅子などを組み合わせた空間としても非常に美しい作りで、こだわりのある空間にRESIN SPACEをお選びいただき誠にありがとうございました。
これからもどんどん魅力的な作品製作進めていきます。
今回の様な楕円レジンテーブルの製作は決して容易ではありません。
ですがお客様の空間がよりデザイン面で洗礼され、かつ自然の優しさを取り入れたレジンテーブルをお届けします。
今回採用いただいた椅子に関しても細かな話伺っていますので、アドバイスすることも可能になります。
今回の作品気になる方はお気軽にご連絡ください。
よろしくお願いします。






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