こんにちは!RESIN SPACEの代表デザイナーのFujiwaraです!
まずは最近感じたことですが、久しぶりに各社webの状況を確認すると、私どものwebサイトの内容メチャクチャ真似しているところがありますね!
国内トップクラスのブランドになりましたので、レジンテーブルの知識や技術面を真似されるのは当然だと思っていますが、私が考えたマニアックなキーワードも盗んできますね!
私はレジンテーブルのデザインに関しても命をかけていますが、言葉にも力を注ぎ、本気で向かい合っています。
言葉はその人の人格を表しますし、言葉の幅はその人の表現の幅だと思い、多くの本も読み言葉の重要性を常に意識しております。
そんな考え抜いた言葉を簡単に使われるのはいい気はしませんが、私は多くのお客様へ最高の作品を届けるために前しか向かずに経営をすするため、後ろで真似されることを気にしている場合ではないですね。
模倣する人に作品のセンスで負ける気はしませんし、模倣されるのも先駆者の勤めと理解をし、木の魅力への感性も、デザインセンスも、言葉のセンスも前だけを向いてひたすら進み続けます!!
さて本日ご紹介の作品はこちらの彫り物レジンテーブルです!
中華料理店に納品させていただく作品で、円形1700mmの大型の作品です!
こちらの作品は以前にも納品させていただいたお店への継続作品です!
前回は名古屋市の中日ビルの上層階の中華料理店様への作品です!
メンテナンスも入れさせていただており、お客様からも非常に評判の良い作品が、バージョンアップした作品となり、別店舗用に制作進めさせていただきました。
まずはレジン流し込み前の木工加工です。
お預かりした彫り物作品をデメリットポイントなく作品として完成できるようにさまざまな点をチェックしていきます。
こちらの作品は彫り師の方とRESIN SPACEの協業作品となります。
それにしてもこの作品の壮大さは目を見張るものがあります!
このような作品を掘り込める彫り師の方と仕事ができるのは光栄ですね。
この屋久杉一枚板がまだ一枚板であった時に打ち合わせさせていただき、どんなデザインにするか、どのような仕様で制作していくかを打ち合わせさせていただいております。
全体のデザイン・バランスは本当にさすがですね!
那覇だけではなく、鳥が入ることで一層作品の躍動感が生まれますね!
一枚板の魅力は最高にかっこいいです!
円形の形状でありながらも、円形の全体に魅力が詰まった表情を見せてくれています。
ですが、作品と製作する場合、この一枚板と彫り物の組み合わせでは大きな課題があるんです!
どうしても一枚板の面とこの彫り物の上部の落差が3mmしかありません。
一枚板から彫り物のつながりがあるので単純な調整は難しく、事前打ち合わせしてもどうしても調整しきれなかった部分があります。
RESIN SPACEで微調整を実施して、流し込みへ挑みます。
かなりシビアなレジン作業になりますが、レジン製作での経験値を活かして製作進めます。
まずは彫り物部分にある事前施工をします。この一手間、二手間が重要です。
その後、一枚板部分にはレジンを塗り目止めを実施します。
目止めは完璧な施工ではなくデメリットもあるため、デメリットを防ぐための必要最低限、木材に応じての選択を実施します。
その後は型枠に収めて流し込みの準備です。
このクリーンルームは完璧な清潔空間とすることを重要視しておりますが、それ以外にもさまざまな製作に対応できるデザインにもしております。
温度を徹底的に管理できる最高の空間で、よくこの空間を2020年に組んでいたと過去の自分に感謝したいです!
完璧な配置で完了しましたので、レジンを流し込んでいきます。
今回はRESIN SPACE全体が忙しく、撮影してもらえませんでしたので、流し込みの経過のみとなります。
今回は作品が80mmと厚いため数回に分けて流し込み実施します。
木がどれくらいレジンを吸うのか、レジン流し込みの厚み配分はどうするかを考慮しながら工程を進めます。
また今回は木材の天板面と彫り物の再上面のさが4mmしかないため、非常い難易度が高いです。
レジンは硬化時に収縮して硬化するため、レジンを流し込んだ状態から必ず面が下がります。
もし仮に一部分でも5mm面が下がったら研磨時にそこに合わせる必要があるため、彫り物の木材が研磨され、一気にチープになります。
可能な限りレジンの収縮を抑えた加工を実施していきます。
この鳥の可愛さもこの当時は感じないほど、レジンの温度の推移と部屋の温度・湿度の管理に集中していました。
この一枚板の耳の部分は一才の気泡なく、最高の表情をレジンに閉じ込めております。
レジンの硬化も最高の状態で一才の濁りなく、完璧すぎる状態で最終の流し込み完了しています。
その後、3時間に一度のチェックを経て硬化を進めます。
今回18時に流し込み完了したので、21時、0時、3時、6時と夜も起きて様々なチェックポイントを確認して異常の有無を観察します。
基本的に何も異常がないことがほとんどですが、不意にトラブルが発生する場合があります。
RESIN SPACEは基本的にオーダー製作しますので、お客様が選んだ一枚板で失敗は決して許されません。
お客様が時間をかけて選び、一緒に仕様を決定したにもかかわらず、失敗した!次の作品では成功させようなんて、甘い覚悟でオーダーの作品者は務まりません。
このチェックで過去どれほど助けられたかわかりませんので、多くの経験を積んだ今でも必ず実施するルーティーンになっています。
そんな徹底したチェックを経て硬化した様子がこちらです!
全てが完璧です!
硬化による収縮も限りなく発生せず完璧な硬化となりました。
ここまで硬化の収縮に意識することがなかったため、今回は非常に良い経験となりました。
また多くのデータと経験が蓄積することができ、貴重な経験をさせてくれたお客様に感謝です!
木材とレジン部分はいつも通り完璧な硬化状況です!
彫り物部分も、かなり時間をかけて徹底した管理と対策から完璧な硬化となりました。
クワガタがこっそり顔を出す可愛さがたまりませんね。
硬化が完璧に完了したら倉庫へ移動です。
1700mmあると2t車からもはみ出してしまいます。
1700mmあるとあらゆる機械に入らないため、特殊な加工で製作進めます。
ここは技術がかあり詰まっている加工のため、詳細は非公開となります。
ここまで幅が広いと非常に制作が困難です。
大型の製作を得意とするRESIN SPACEだからこそ問題なく完璧な状態で加工が可能です。
そのように、彫り師の方、RESIN SPACE代表デザイナー・製作チームと多くの人の手を経て完成した作品がこちらです!
彫り物の仕上がり、レジンの透明度完璧な仕上がりです。
レジンは薄くブラックを入れ高級感とレジンのリスク対策を実施した仕様です。
このクオリティーを出すには様々な点でこだわり抜き、一才妥協しない制作が必要です。
この透明度があるからこそ、この彫り物の美しさが非常に引き立ちます。
彫り物にも徹底した対策をとっているため、状態としては全くデメリットポイントなく完璧です。
気泡も一才無しです!
天板を置いている脚をご覧いただければその透明度を感じていただけるかと思います。
片側だけではなく、反対面に座るお客様のためにも見所が詰まっています。
写真ではわかりませんが、天板面から彫り物まで結構ギリギリです。
今後数度のメンテナンスのことも考えて余裕をとっていますが、それも考慮すると本当にシビアな作業を完結できました。
彫り物や、レジンに目がいきがちですが、この屋久杉一枚板の美しさは素晴らしいです。
年輪の目の詰まり具合、激しい動き、樹齢1000年声の屋久杉は本当に美しいです。
このクワガタ、お子さんが見たら興奮してしまいます!
レジンの透明度、ガラスのような表面の仕上げ共に完璧に仕上がりました!
RESIN SPACE工場にて仕上がり確認いただき、お客様に引き渡しとなりました。
仕上げに非常に満足していただき、安堵し引き渡しできました。ご感想を簡単にいただきましたのでご紹介させていただきます。
〈Y様〉
この度もありがとうございます。
レジンの仕上がりは完璧ですね。彫り物と一枚板の組み合わせ具合、一枚板部分も非常に綺麗に仕上げていただき
本当にありがとうございます。ここから店舗へ搬入し取り付けしていきます。
いつも確実な製作誠にありがとうございます。
基本的な概念に囚われず、様々な困難を繰り返していますのでこのような難易度の高い制作でも完璧な仕上げにて製作させていただきます。
店舗のイメージやコンセプトに合った作品を導入したい方、デザイナー様のイメージを作品として具現化したい方、
レジン×木材の知識・経験値ではどこにも負けない自信がありますので、お気軽にご相談ください。
普段から「こんなイメージでレジンテーブル作れます?」
ばかり製作していますので、まずはご連絡ください。
宜しくお願いします。