Loading...

リゾートの様な栃レジンテーブル! 〜エメラルドグリーンの美しさ〜

本日は栃レジンテーブルの制作のご紹介です。
異常な美しさのレジンテーブルはこちら!

白さが美しく、杢の動きがワイルドな栃と、リゾート地のようなエメラルドグリーンのレジンを合わせたレジンテーブルです。

このお客様の作品のレジンテーブルの始まりは、都内から静岡の倉庫に来ていただいた時から始まりました!

この度のお客様は新居のお宅へ置くレジンテーブルを検討いただいており、お部屋全体を白基調でインテリアを組んでいるとのことで、部屋で唯一の差し色でこのレジンテーブルのエメラルドグリーンをご希望でした。

そんなエメラルドグリーンに合う一枚板をと大型の倉庫、レジンテーブル向きの異色の一枚板たちの倉庫をご覧いただき、お気に入りの一枚板を選んでいただきました。

ポプラやメープルなど多くの一枚板をご覧いただきながら気に入っていただいた一枚板はこちら!

非常に貴重な大きな杢の動きの最上級の栃です。
細かい杢の出た栃が貴重なのですが、レジンにとってはこのように大きな杢が出た栃もとても美しい表情が出ます。

この土地の動きと白さに感動していただき、この一枚板をご紹介した途端これです!!!
という感じでそこからは他には目もくれずこちらでワイワイとデザインさせていただきました。

旦那様・奥様と率先してデザイン進めさせていただきましたが、お子さんにも参加していただき、これから自分たちが使用するレジンテーブルをオーダーすること、作り上げていくことを体験いただけ、貴重な経験となっていただけたかと思います。

3人娘の親として、お子様にこのような経験していただくことの大事さを日頃から感じていますので、倉庫見学を検討いただいている親御さんは子供を連れて来ることを全くためらわないでくださね!

今回はサイズは確定指定していただので、その中でより良くなるデザインを調整させていただきました。
今回の栃の動きは側面のデザイン性が非常に重要で、側面の美しさが全体のデザイン性を大きく左右します。
また穴があったり、表面がレジンなのに部分的に木材が出る部分があったりするなど、この特徴ある一枚板よより美しくするデザインをしっかり調整しました。

この時デザイナーの私は、気に入っていただいた一枚板で全体的な配置を考え、デザインに関係する配置の考え方、この木の最大の魅力をお伝えしました。
それをより美しく魅せられる表現方法として、サイズの調整や木材間隔の変更、厚みの調整の方針などを細かくご指定しお客様と相談します。

決して簡単に組んで「はいこれでいきましょう!」なんて適当なデザイン出ししていませんからね!この配置はすごく考え抜かれ、お客様と微調整をくり返したカタチになります。

旦那様がお子さんたちになんでこの木にして、どこを大事にデザインしたかお伝えいただきました。
ご家族も楽しんでいただけましたが、私自身がとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
やっぱり最高の一枚板で作り上げるレジンテーブルのデザインは楽しいですね!

THE完璧のデザインです。
少し木材感覚が近く見えますが、厚みを調整した時を見越して、また天板面のレジン幅は広くなりますので、今の見え方ではなく、レジンを流して完成したときのデザインをイメージしてのこの感じです。

シビレれます!
納期も比較的余裕がないため、オーダーいただいてからは早めに加工に移りました。
そこでお客様とオーダーいただいたそのままを基本としますが、制作工場に移動させてから再度複数のポイントを落ち着いた状態でかくにんします。

こういった部分は5m mラインが変わるだけで仕上がりのデザイン性は変わりますからね!

側面以外にもこのように天板面も厚みの出し方が大事です。
この天板面が平面になっていないような部分は表か裏からどちらを研磨していくかということで最終のデザインを調整します。
厚み現状50mmで、仕上がり40mmですので、私に許された10mmを調整し完成時の見え方を作り上げていきます。

まずはカットです。
先ほど引いたラインでカットしていきます。

なんてことないただのカットです。
ですが私にとっては仕上がりの断面の結果を見る大事なカットです。

最高です!
この箱根駅伝の山の断面図のようなこの断面!
バッチリです。

全体のバランス最高に仕上がりました!

まだまだシビアな作業が続きます。

メイン一枚板の短辺のこのライン。
良いラインに見えますが、

ほんの少しこのような人工的なラインがあります。
このような部分無視して枠内に入れることはかんたんなのですが、ここを入れる入れないは非常に最終的なデザインに影響します。

ですがここを事前にカットしてしまうと色々崩れるので、んこの状態で流し込み実施して、レジン硬化後にカットします。
今回はこのようにシビアな部分が多かったため、カット等もデザイナーの私が実施しました。

この部分も初めは鉛筆のラインでカットする予定でしたが、先ほどの調整がありラインを急遽変更しています。にしても木目も耳もかっこよさが異常ですね!

虫食いのラインが結構入っていますが、お客様はこれも自然の証とのことで、可能な限り残してくださいとのご依頼でした。
エメラルドグリーンをより綺麗に見せるため、全体的な樹皮の研磨を入れますので、周りと合わせるように仕上げていきます。

このような虫食いラインがレジンを入れ込んだ後どうなったか、意識してみてくださいね。

またこのようなダメージ部分も複数箇所ありましたが、自然の動きを大事にしながら整えます。

ボソボソのダメージ部分もこのように綺麗に仕上げます。

レジンの色を考慮しながら、流し込み前はこのように自然の表情を大事に仕上げました。
耳の色味はレジンの色を左右しますからね!

その後レジンの流しこみのために、クリーンルームへ運びます。
先ほどの制作工場とはまったく異なる場所にこの流し込み場があります。

このクリーンルーム、実はデザイナーの自宅から徒歩圏内にあるんです。
このためにレジンが全然認知されていない時から土地を買って、建物建てて準備してきたレジンテーブルのためだけに考えた建物です。

レジンは流し込み後3時間に一度はチェックします。
それが日中はもちろんのこと、夜の10時でも夜中の3時でもです。
このようにしっかりチェックすることで、レジンの異常時にも対応ができ細かな変化を察知することができます。

異常が起きることはほぼないのですが、レジン事業を始めた初期はこの定期チェックにより何度も救われたので、多くの経験を経た今でもこれだけは決してやめません。
私のテーブルで失敗されてしまった。なんて嫌ですからね。

その後はレジンの撹拌をします。
レジンの撹拌でも通常の撹拌よりさらに1工程多くとっています。
このマル秘工程がより高い精度を確立してくれています。

色の調整も完了です。
ベースのエメラルドグリーンから、お客様のご希望・お客様のご自宅の様々な情報を聴取しておりますので、それをもとに微調整してあります。

レジンを流します。

丁寧にかつ早急に流し込んでいきます。

このタイミングで調整した色が徐々に見えてきますので、緊張しながらもワクワクした気持ちで流し込みしています。
このタイミングで立ち会えませんか?とのご要望をたまに依頼されるのですが、
レジンの撹拌や色調整には時間制限がある点
色の調整には落ち着いた状況で様々なことを考えながら調整したい点
様々な環境を考慮して流し込みのタイミングを決定するため、事前の日程調整をすることが困難な点

上記の理由から流し込みの立ち会いは難しい点ご了承ください。

流し込み完了しここからはゆっくり硬化させます。
RESIN SPACEではレジンの温度管理を徹底しております。
「レジン撹拌前」「レジン硬化初期」「レジン硬化後期」とレジンの温度管理を変えベストな状態を常に管理しております。

多くの知識と経験を皆様のレジンテーブルに反映していきます。

現状は全てレジンに埋もれていますが、加工後は異なるイメージになります。
今よりもさらに木の美しさを表現したデザインになりますよ!

完璧です!

この写真で裏の床の色で印象が異なるのわかりますよね。
どこでも同じようなレジンの見え方になるのではないため、あなたのご自宅の空間に合わせた色に調整する必要があるのわかりますよね!

私がオーダーにこだわるのはこの点です!

完璧です!
その後は工場に移動して平面出しの工程に進みます。

明るい空間になるとまた異なる印象になります。

明るいかつ床が濃い色だと神秘的な海の色に見えますね。

やばすぎますよね!
木の美しさからくるこのレジンの魅力!
レジンの良さが詰まっています。

木の躍動感からこのようなデザインが成り立つのです。
ですが残念ながらこんな一枚板はそうは無いんです。
ですがこのレベルに魅力が詰まった一枚板は多数ありますので、あなたの理想を探してください。

さて大型の機械に入れて平面を出していきます。

レジンは研磨機に入れると簡単に割れるので、丁寧に少しづつ研磨していきます。

最後の最後まで丁寧な作業進めていきます。

どうでしょう?
この躍動感のあるデザイン!
想定通りのデザインですが、改めてカタチになってみると最高にかっこいいですね!

木とレジンの面としての美しさバッチリです。
ここからさらに耳の角度のついた動きが加わると想像するだけでヨダレがこぼれそうです!

そこからカット進めていきます。
普段は制作チームが担当する部分ですが、今回は色々とシビアで調整する部分が多いためデザイナーがカットまで実施します。

数mmの差でも側面のデザインは変わりますので、普段は制作チームのカット時のことまで考えルのですが、今回は基本とは異なるため私の実施となります。

透明度のないこの濁り感もたまりません。

カット完了してやっと制作チームに引き継ぎます。
制作チームもフル稼働なので常にギリギリの納期での制作になります。

この側面のラインもカッコよくないですか?
お客様とこの部分はより意識してラインの調整させていただいた部分です。

この部分も透明度が上がったらと考えるだけで・・・・

この木材の躍動感を最大限に表現できました。
丸太をこのラインで製材してくれた、製材担当の方にも感謝する最高のラインです。

木材からALLレジンに切り替わるこのラインも良いです。

全体的なデザイン、木のライン、細かなレジンと木材の切り替わりのラインと、面だけでみても非常に良いラインになります。

そこから研磨を制作チームが実施してくれます。
潜在能力の高い新人も新たに制作チームに入ってくれましたので、さらにRESIN SPACEチームの制作能力が上がりました。

多くのお客様に評価していただいているからこそ徐々にRESIN SPACEも成長しています。
全員でお客様の作品を日々必死に制作進めていきます。

制作チームの加工を経て完成したレジンテーブルの写真を倉庫で撮影しましたのでご覧ください。

一枚板の動きを大事に配置したからこそ、木の魅力が最大限に生きております!

オーダーでお客様が配置し、指定したレジンの色味も最高です。

側面からの光でキラキラ輝くこの色味が最高です。

狙い通りの側面の美しさ。
天板面・側面とデザイン時にこだわるからそこ、完成時のこの美しさです。

見てくださいこのきの断面のかっこよさ!
この美しい木のラインをより美しく演出できるのがレジンテーブルです。

当初のボソボソしたきもこのように美しく仕上がります。
何度も何度も、数多くのレジンテーブルを仕上げているからこそ、どのように仕上げれば、木の魅力を残しつつこの美しさを実現できるのかがわかります。

写真でも綺麗ですが、実物は息を呑む美しさです。
木材が天板面に顔を出すさま!レジン・木材・レジン・木材この島のような動きは
たまたまではなく、厚みも管理する事で出せる表情です。
数mmの調整ができるからこそのデザインですよ!

天板面の木材から裏に抜けるレジンまでの立体感が格別です。

反対側の断面はまた異なる個性を持った美しさがあります。
このような少量のレジンではポロッと取れる可能性もありますが、気にしっかりレジンを吸わせる工法をとっているからこそ安心してできるでざいんです。

この穴の部分も最高の魅力!
このような部分も残せるようにしっかり脚もオーダーかけて、お客様それぞれにサイズ調整している鉄脚です。
お客様にはよく「私たちのサイズに合わせてオーダーかけてくれているんですか?」
と言われますが、レジンテーブルそれぞれに適切な幅は異なりますし、お客様のご希望の高さは異なります。
全てのレジンテーブルにそれぞれ適切な鉄脚を1cm単位で調整して担当鉄脚メーカーに発注しています。

そやってお客様、デザイナー、制作チーム全員で完成させたレジンテーブルは本当に美しいです。
『レジンテーブル製作するのって楽しい!』

お客様よりも私たちのほうが体験させていただきました。
いつもこの完成時の撮影は楽しいです!
バタバタしてすぐに梱包しなければいけませんが、これからはチームでコーヒーを飲みながら鑑賞タイムをとるべきですね!

このように倉庫で始まったレジンテーブル作りがここまで辿り着きました。
お客様の中でストーリーがあるように、倉庫で製作する私たちにも全てのレジンテーブルにストーリーがございます。

その一枚一枚にかける愛情はどこのレジンメーカーより本気です。
最近お客様に言われた言葉が

「Fujiwaraさん変態ですね!」
「良い意味での中二病感が凄く良いです!」

とおっしゃっていただきました。
喜んで良いのか、この言葉を喜んでしまう私はバカなのかわかりませんが、ただひたすらにレジンテーブルという誰が製作するかが大事なこのデザイン性をどこまで突き詰められるのか。

自然の魅力を最大限に引き上げてあげられる能力の向上にとことんチャレンジしていきます。
もちろん魅力的な一枚板のストックも増やしていきます。

私たちRESIN SPACEのこの想いに共感していただけたらぜひRESIN SEPACEのレジンテーブルをご検討ください。

RESIN SPACEはレジンテーブルに対して本気です。
「本物のレジンテーブルが欲しい」
「一切妥協のない、こだわったレジンテーブルが欲しい」
「レジンテーブルの購入で失敗したくない!」

そう思う方はお気軽にお問い合わせください。