製作の様子

福岡県の法人様オフィスに会議用テーブル・デスク・ローテーブルの３台を納品させていただきました。
この美しいレジンテーブルも初めは倉庫見学から！
福岡から静岡へ、社員の方との旅行を兼ねて関東に来ていただき、代表の方に倉庫見学いただきました。

今回は枠からはみ出る部分が多く、一枚板の厚みを確保するため、先にデザイン出し・カットしていきます。
ため息がでるほどカッコイイ一枚板です。

お客様と打ち合わせしたデザインを、もう一度確認しながら再度微調節かけます。

お客様と話しながら決めたデザインではどうしても完ぺきではない部分があるので、数mm単位の調整をここで実施します。
特に私が重要視している側面の美しさに重要な工程ですので、ただ適当にカットライン決めているなんて思わないでください。

メチャクチャ真剣に多くのライン確認・木の動きを観察してあげて、完成をイメージしながらラインを確定していきます。

今回のメープルは白というより中間色の木で、レジンがクリアホワイトなので普段より丁寧に耳の掃除をしております。
より清潔なイメージを作るには耳の綺麗さも重要ですので。
綺麗にしつつも自然のワイルドさは決して軽減しない研磨をRESIN SPACEチームで完了しております。
非常に存在感があり、迫力のすごすぎる一枚板です。

ここにレジン流し込んでいきます。

レジンの色の調整・流し込みはお客様の想像以上に奥が深いです。
写真での見え方では差は小さいですが、実際に見た時の気泡の少なさ、木の立体感の演出、床の色に対しての見え方だけでなく、 木とレジンの剥離のリスク管理等々、実際に見て、数年使って差が出る部分なのです。
専門的に製作するブランドだからこそのこだわりがあります。

硬化したら次の工程は研磨です。
プレナーという自動のカンナで面を出します。

最高の仕上がりに完了しました。

表面数ｍｍ研磨を入れましたので、木材内部でレジンが入りきらなかった部分があります。
この様に小さな穴がありますのでこのままではとても使いづらいです。
大きめの節も残ることがあり、普通なら透明度のない樹脂で埋めるのが普通です。

ですがRESIN SPACEではこのような細かな部分にも追加でレジンを入れます。
この様な細かな節も透明感があり、抜けて洞窟みたいにきれいに見えたら最高ですもんね。

RESIN SPACEは木の肌を楽しんでいただく仕様の為表面レジンコーティングは基本的に実施しません。
一枚板のプロとして木の美しさをお客様に感じていただきたいためです。
木は本当に優しくて、美しいんです。その木の部分をレジンで表面コーティングしてしまうのは一気に工業感が上がりますし、 木の部分はどこまででもメンテナンスできるので、木肌を出すのがRESIN SPACEの基本設定です。

その後は研磨の工程に移ります。

ワイルドなカッコよさが視覚で伝わりますが、触り心地はすごく優しく心が落ち着きます。

塗装前はこんな感じです。
透明度はばっちりです。

塗装後は、一気に木の美しさが増します。
水たまりのような部分もすごいです。
木が美しい部分、木の動きが美しくレジンとの相性で更に美しくなる部分、
このオフィス用のレジンテーブルは魅力だらけの天板です。

納品後、開封した瞬間皆様の歓喜！
見どころだらけのレジンテーブルを喜んでいただきました。