製作の様子

この度はご感想の通り、倉庫見学で一枚板を選んでいただきオーダーにて購入いただき納品させて頂きました。
近隣であるためデザインの打ち合わせの前に一度レジンの確認で打ち合わせさせていただき、お話を伺いました。
カウンター用の一枚板は完全に一目惚れしていただき一度目の打ち合わせでほぼ決まりました。

この様に倉庫で完成前の状態ですが、既に完成時のすごさを感じます。

木材の表情を大切に、レジン流しこみ後をイメージして、完成時によりカッコよく見える様一枚板の製作を調整していきます。
RESIN SPACEでは特に側面の見え方も重要視しておりますので、木工の段階でデザイン・カットライン等を調整していきます。
特に今回は洗面カウンターですので、手前側を重要視し、ボウルが乗りみえなくなることも考慮しながら、完成時にお客様が使用するときに美しさを感じられるデザインにしました。

その後型枠に収め、レジンを流しこんでいきます。
静岡県の伊豆の浅瀬の綺麗な海をイメージしたsimodaクリアブルーにて調整し流しこみます。 この色味はブルー系の中で非常に人気です。エメラルドクリーン系ですが、人工的な色味ではなく実際に存在する自然の色味に合わせて調整しています。

流しこみの後は平面を出し、研磨を続けていきます。
初期に数ｍｍ研磨すると木材の細かな節や孔と言われる部分にレジンが入り込めなかった部分が多数出てきますので、そのような部分に追加でレジンを流しこんでいきます。
丁寧で真面目な研磨を実施して作業進めていきます。

ある程度の研磨作業が進んだら、洗面ボウル・水栓の加工をしていきます。 洗面のメーカーからの図面をお預かりし、正確な加工を実施していきます。
長年木工加工をしてきた経験がありますので、このような細かな加工もおまかせください。 レジン部分にこのような加工はリスクがありますが、丁寧に実施します。

その後塗装も完了し、カウンターが仕上がりました。 美しいブルーに荒くも綺麗なポプラが最高にマッチしています。

特に意識した、手前側の側面の美しさです。 洗面所に入るとき、使用している時、一番視界に入る部分ですので最重要ポイントとしてデザインしました。 そんな自然の異端児とRESIN SPACEの異端児が組み合わさり、最高のレジンカウンターを完成させました。

正に「自然をアートする」という言葉にふさわしい作品！
このような最高な一枚板を準備しておくのも私たちの仕事です。
荒々しい一枚板の動きを大切にしながら、美しいレジンテーブルをどんどん製作していきます。

こちらのレジンカウンター、Instagramでもご紹介しましたが、世界的にも非常に評価されております。 世界各国のレジンメーカー、レジン作家よりメッセージ頂きました。 このような美しいカンターは、傷等のリスクもありますが、新築時にしかいけませんのでレジンカウンターいかがかでしょうか？

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